やわらかな 日々

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自立する春

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こちらでは、ようやく梅の花が開き始めた。 といっても、陽だまりの暖かい場所にある梅からなんだけど。。

ここ数日は、暖かい日には庭や畑の片付け、寒い日は読書と、まさに晴耕雨読の日々。

最近は本を開けば寝てしまう私が、珍しく一気読みしたのが

青い城 (角川文庫)

モンゴメリ / 角川グループパブリッシング



おもしろかったわ~。
なにがおもしろいって、このベタなシンデレラストーリーは水戸黄門に通じるね・・・・・044.gif
どんなにはらはらしても、番組終了10分前に印籠が出てどんでん返し・・めでたく終わるところ。

あらすじ
「29歳で独身の女性が、医師に余命1年を告げられてから、それまでの人生を振り返り、自分自身の人生を取り戻そうと、それまでの支配操作してきた母親や、世間体や見得にまみれた親戚を捨て去り、自立して生きる道を選ぶ。」

当時の29歳独身女性といえば、いくらカナダであっても世間からの風当たりは相当強いわけですよ。
しかも、ここに出てくる母親が、完全に娘を支配し操作して育て、娘はそれにずっと従って親や親戚の非難や批判を恐れて生きてきた。。
この話で最も痛快なのは、その親や親戚を裏切り、言いたい放題言って家を出て行く場面なんだけど・・
いままで、おとなしく従順で、何のとりえもない娘が、なぜそのように人生を変えることができたのか。

それは、一冊の本の中に「恐れは原罪である」と書かれていたことから。。
「世の中のすべての悪には、その根源に、誰かが何かを恐れているという事実がある。
恐れは、冷たい、ぬるぬるした蛇のように、あなたにまとわりついてくる。
恐れを抱いて生きるほど、おそろしいことはない。それは誰がなんと言おうと、恥ずべきことなのだ」
 
この一文で、彼女は自らの行動を起こすことになる。

この一文にはわたしも、なるほど~いろいろに当てはなるなあ~と思うわけですが、それはそれとして。。

子の自立、親は誰しも自立してくれることを願っているだろうけれど、でも誰が一番その自立を阻んでいるかといえば、やはり親なのではないだろうか・・と・・


実は、今回のこの震災で、遠く離れたところにいる娘への心配は、かなりありました。
とはいえ、なにか被害があったわけでもなく、とりあえずは安心な場所にいるわけで、
けして大騒ぎするようなことではないのだろうけど。。

わたしたちの近くにいないということ、彼女自身の不安感を察したこと、都会の状況をテレビでしか得られないこと。。
それらはわたしたち親を動揺させるのに充分な要素だったのね。

電話では、むーは決して弱音は吐かないし、自分で情報も選んでいたし、わたしたちよりよほど落ち着いていたんだけど(のように感じた)、
でも、ツイッターでつぶやく一言の中に彼女の不安が見えたり、小さい頃の、新しい出来事の前につめをかんだり、傷をかきむしったりしてしまうくせを思い出したり・・
なんとも、いたたまれない気持ちになるんだよね。
(つめをかんだり、かきむしったりするのは悪いことでなく、それはそれで不安を表現し自分を安定させようとしていることなので問題にしていません。。)

夫は、先週木曜日あたりになって、猛烈に心配しだして「帰って来い」メールを送ったり、わたしにも「帰れって言ってよ」って言うのだけど

でもそんなことは私だって、とっくに打診してるのよ。

もし、本当に危険だとか状況が変わったとかなら、そんなこと言ってられないという場合もあるかもしれないけど。。
もしかして、彼女の「ヘルプ」のサインが出ているのじゃなかろうかと思うこともあったけれど・・

でも、こちらからの絶対的な命令で「帰れ」とは、やっぱり言えなかったんだよね。。

たぶん、ここにははっきり書いたことなかったけれど、彼女は学校を一年前に辞めてます。
あと一年あったところを「もうここに必要なことはない」といって、あっさりと辞めたの。
なので、今はフリー。
「フリーのターさん?」って聞くと、「フリーの イラストレーターさんって言って!」と笑いながら返す。
ま、それ以外にもいろいろ屋なのだけど。。(笑)

資金援助はいまだに続いてるけど、それも浮いた学費からだし、それが尽きたとしても、必要なら送るつもり。

でも、彼女は自立したな。。と思っている。

若干不安げな声だった彼女が、ここ数日で以前のように元気が出てきた、
自分自身で、震災に際しできることを考えてるし、
停電だの節電だので使えなくなったライブハウスの倒産を心配して活動もおこそうとしている。

彼女の活動拠点はあちらにある。

巣立つ春。




「近いうちに帰る」と言う、
帰ってきたら大人な彼女をハグしよう。

おもいきり。。
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Commented by のんのん at 2011-03-22 11:44 x
うん、自立ってそういうことだよね。
Commented by おとね at 2011-03-22 14:29 x
わたしはねえいまだに自分にまとわりつく「愛情」という名のつく「支配欲」になやまされてます

えーと無論、息子に対してだけどね

時間がたっておちつくと
「なんであんなことで居ても立っても居られない気持ちになるんだろう?」と思うんだけど

さなかはねえ、全然まだまだ駄目なんだわ~~

これも経験値をあげるってことだと思います
経験を重ねること=知恵がつくこと

そういいきかせるしかないわうう。
Commented by vinge at 2011-03-22 15:14
☆のんのんさん

うふ。そうだよね。 

でもって、うちのダーリンものんのんさんとこのダーリンさんとおなじなんだなあ。。。(笑)
Commented by vinge at 2011-03-22 15:32
☆おとねさん

そうなのか・・・・じゃ、あと5年も経験すると大丈夫かもよ?(今のむーの年齢に息子君もなるから)

というか、わたしもまだ「居てもたっても居られなくなる」ことあるのよ。
で、立ったり座ったりしてます。(笑)

わたしは、それも不安という「原罪」なのかな。。。と、この本で気がついたの。
不安が、子どもに与える「親の罪」にならないように。。
お口はミッフィーちゃんに!(爆爆)

Commented by おとね at 2011-03-23 06:28 x
くまたろうさん
ありがとう

とても励みになったわ。

わたしも立ったり座ったりすることにします!(笑)
Commented by vinge at 2011-03-23 11:07
☆おとねさん

うん。そうしよう~。健康のためにも!(爆)
Commented by オリーブ at 2011-03-26 08:37 x
おはようございます~
うちの長女、また元の学校に戻ることになりました
自分で考えて行動を起こした長女
私はその様子を見ているだけでした
でもこれからどうなるか自分でわからないそうです。。。

なりゆきまかせですね~

その節はいろいろありがとうございました

・・・・そして、私も長女はもう自立してるのだと思うのです。。。からっぽの長女の部屋を見るとなおさら
もう、自宅にはもどらないだろうし・・

ちょっと寂しいけれどしょうがないこと!
いつも気にかけちゃうけれど
でもあんまり気にしないようにと考えています

くまたろうさんの気持ち・・わかりますとも!
ところでこちら雪が降ってます。。。寒いです
Commented by vinge at 2011-03-26 10:34
☆オリーブさん
今日はこちらもうっすらと積もる雪でした。
また冬の寒さにもどってしまいましたね・・

いろいろなことがあって、成長していくんですよね。。
うん。わたしも長女さんは自立してると思います。^^

子どもの巣立ちは寂しい。。
もうそれは仕方がないです。。だから、その気持ちはその気持ちで大事にしたいと思います。^^;
by vinge | 2011-03-22 10:15 | つれづれ | Comments(8)