やわらかな 日々

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この眠りをじゃましない。。

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しじゅうからの親は、去ってしまいました。

もう、この巣は危険だとみなしたんでしょう。 
残っていた一羽の雛は息絶えてました。

あと少しで孵るはずの卵を、もしかしたら、人の手で孵化させられるかもしれない。。。
という考えも、チラッと浮かびましたが、すぐきえました。
孵化させても、そのあとの世話がたぶん無理だろうからね。

野鳥を孵化から育てるなんて、たぶん、素人には無理です。
(もう少し大きくなった雛を育てたことはありますが。。。)

残念だけど、これが野鳥の世界の現実。

しじゅうからの親は、このあとすぐに、どこか別の場所に巣作りをはじめ、2度目の産卵をするはずです。

生きるため。生き延びるため。

種族を残すため。




人の感傷なんて、ちっぽけなものです。



のんのんさんのところで、猫の飼い方についてコメントしてたんだけど、
ちょうど、図書館でこんな本借りてきたところだったのね。

「地域猫」のすすめ―ノラ猫と上手につきあう方法

黒沢 泰 / 文芸社



増えていく野良猫問題を、真面目に考えた、獣医さんの実践と方法。

今、うちでも、本当は望ましくない猫の飼い方をしてます。
上の写真の『にゃんさん』は野良猫です。

一日に一回か、もっと少ない時もあるほど、家には顔を出しませんが、もううちに通いだして3年目くらいかなあ。。

今までの猫も、みんな拾った猫か、迷い込んできた猫で、
そのつど、去勢避妊手術しワクチン接種もしてきました。
怪我をしてきたら、薬もあたえ必要なら手術もしてきました。
病気を発症したときも同じくです。

だけど、今回はなにもしてません。
なぜかというと
野良猫を、去勢しても避妊しても、みんな短命に終わりました。
本当は、関係ないのかもしれないけれど、
手術することで、逆に、短命になってしまったような気が少しするのです。
根拠もないので、絶対にそうとは言い切れません。

わからないけれど、
でも。

今回の、しじゅうからの巣箱から、へびを追い出しても、結局は助けることはできませんでした。

この無力感は、今までの猫たちにも感じていたのだと気がつきました。

『にゃんさん』は、春になるたびにけんかをして、傷だらけになって帰ってきます。
酷い膿を出して、目が開かないときは、目を拭いてやりました。
でも、薬は与えませんでした。

猫は自力で治りました。 治しました。 そういう力を持っていました。

この猫は、人に対して、とても深いトラウマを持った猫で、
いまでも、容易には近寄ってきません。
「人に甘える」という猫らしいしぐさをまったくしません。

ここに来るのは、えさがあるからで、寝場所があるからで、ただそれだけのためにやってきます。


先ほど書いた『地域猫のすすめ』の著者は

『わたしは、野良猫問題は地域内の人間関係悪化がすべての根源だと考える』

と書いています。

猫の問題で苦情をよく聞いていると、実は隣人の苦情であったり、嫁姑関係、職歴や学歴、金持ちと貧乏などの話まででてくるそうです。

もともとは、猫は外国から持ち込まれたものであり、庶民が飼い始め、爆発的に増えたのは近年のことです。

もっと最近では、ペットブームで増やされ、売れずに『捨てられる』猫や犬までいます。
もっと酷いのは、そのまま『処分』されてしまいます。

問題は人間が起こしています。
問題の根源も、焦点も、「猫」にあるのでなく「人」にあるのです。


「かわいい」「かわいそう」
「きたない」「うるさい」

ただ、そんな言葉で片付けられる問題では、まったくないということです。




猫は、もう野生の動物ではないんですよね。
人と、寄り添って、共生していかなくちゃならない動物なんですよ。

そうしたのも「人」なんです。。


どうしたらいいんだろう。
「にゃんさん」を見ながら、毎日迷います。

今、部屋の中で、無心に眠っている『にゃんさん』
たぶん、外で寝ているときには、警戒を怠らないはずであろうことを思うと、

無心に寝ていられる「今」を、邪魔しないこと。


わたしに出来ることは、
「今は」それしか思い浮かばないでいるのです。
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Commented by おとね at 2011-05-20 16:22 x
くまたろうさんの書かれるものには
奥行きがあるなあ。


まさにこないだの「余白の部分」だとおもいます

いろんなことを思います、ありがとう。(正座)
Commented by のんのん at 2011-05-20 18:55 x
う~ん、ひと言で片づけられるような簡単な話ではないですね。


わたしがネコをもらおうかと一瞬思ってやっぱりやめたのにも、
いろんな気持ちが混ざってるような気がするんだけど、
マンションの部屋に閉じこめるのはやっぱ違うような気がするというのもひとつ。

人どうしもだけど、人と動物もほどよくゆるやかに、
線を引くとこは引いて、でも寄り添って生きていくのが
難しい世の中になってきてるわけだよねえ。
Commented by vinge at 2011-05-20 21:31
☆おとねさん

うれしいなあ~。いろんなことを思ってもらえて!^^

自然はいろんなこと教えてくれるんですよ。
で、人もその中の一部なんですよ。
けして中心にいるわけじゃなくてね。

ともに生きるということ。 考えないとね。。
Commented by vinge at 2011-05-20 21:42
☆のんのんさん

そうなのよね。
でね、前のコメントに付け加えるとしたら、動物を飼うってことは、愛だけじゃダメだと思うのね。
「覚悟」が必要かなって思う。

閉じ込めて飼うのも、外に出すのも、一概にどちらかと言えない。
でも、いずれにしても「最期まで見る覚悟」「ともに生きる覚悟」いろいろあるけど、そういうものが必要かなって。。

それでも、動物と触れ合うことによって受け取るものの大きさを考えると、飼う事ってお勧めしたくなっちゃうんだけどね。^^;;

ああ、窮屈だよね。。どこもかしこも!!
Commented by のんのん at 2011-05-21 03:49 x
そうだね、覚悟。
わたしにはその覚悟も足りないと思ったの。
そんなんじゃ、飼ってはいけないと思ったわ。

ああでも、もうちょっと心ひかれるなあ(笑)。
Commented by vinge at 2011-05-21 10:00
☆のんのんさん

こう書きながらも、実は私だって、その「覚悟」は揺れ揺れなのよ。^^;;
悲しい思いしたあとは特にね。。

だけど、真摯に生きている人だったらきっと大丈夫。覚悟はあとからでも付いてくると思うし、生き物に触れてから湧きあがるものもあると思うのね。

のんのんさんは、きっとだいじょうぶだよ。
さあ、さあ、さあ!!(笑)

金魚あたりからどう?(爆)
Commented by のんのん at 2011-05-22 05:09 x
やっぱり誘ってるのね。。。(笑)
金魚かあ。そのうち考えてみる(爆)
Commented by vinge at 2011-05-22 10:03
☆のんのんさん

うふ。ふふふふ♪
Commented by u-たん at 2011-05-22 10:55 x
野良猫問題は地域内の人間関係悪化って良くわかるなあ。
本質はノラちゃんじゃ無いんだよね。

家でも閉じ込める ってことには家族それぞれ色んな気持ちがあるよ。

避妊も含めてね。

自然じゃない と言うところで。

以前交通事故でニャンコを亡くしているので、やっぱりそんな目に合わないで欲しいし。
ニャンコはテリトリーが大事だから、家なら家の中でよいと言う話もあるしね。

だから基本的に外には出さない。

それでも逃げ出したときは戻ってくるまで捕まえたりしない。
お帰りって、楽しかった?何してたの?って ほっとしながら皆で迎えるよ。

縁あって家に来てくれたもの同士、
支えあって気持ちよく 生きていきたいと思っている。
Commented by u-たん at 2011-05-22 10:57 x
あ、でも ワンコの朝晩の散歩はめんどくさいな~て思うときもあるけどね(爆)

でも、道端でキラキラした目でお座りして見上げられると、笑っちゃうよ。
良い子だねえ。ロビンはかわいいねえって、なでなで はぐはぐする場所があるのよ。なんとなくしたくなるの。
そこにくると、必ず自分から私を見上げるのよ。

人はきれいになりすぎたのかなあって思うよ。

出たものも土に返すだけのことだしって単純に考える私は、
自然の力で処分できないものを作り出し、クリーンだとかいう事のほうが信じられない。
Commented by vinge at 2011-05-22 11:30
☆u-たんさん

今の、住環境や交通の多さを考えると、外飼いしないほうがいいって私も思うのよ。。
それに、子猫のうちに引き取って、「外」を覚えさせなければ、何もストレスにならないって書いてあるのを読んだこともあるし。。

やっぱり「人の問題」なんだよね。

>人はきれいになりすぎたのかなあって思うよ。

うん。猫のことだけじゃなくてね、いろんなこと、いろんな問題は、みんな人が積み上げて、積み上げすぎて、崩れ落ちそうになっているのが現在という気がする。

わたしも「にゃんさん」に、「いい子だねえ。。にゃんさんはいい子だよ~。。」ってなでなでして、はぐはぐする。

嫌がってパンチされるけど(爆)

でも、ごろごろのど鳴らすようになったよ。(笑)

by vinge | 2011-05-20 15:34 | つれづれ | Comments(11)