やわらかな 日々

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大事な人

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冬の黒姫山
小布施のハイウェイパーキングから撮影。

最近「お出掛け」というのは義母がらみの用事の合間に、時間があれば寄ってみるくらいなので、
昨日も、一つ用事が減ったおかげで、お昼ご飯を食べに車で20分くらいの小布施まで行ってみた。

よく晴れて、アルプスも、北信五岳も、志賀高原や菅平もよく見渡せた。
広角のレンズを持っていなかったことだけが残念。(>_<)


昨日は、9時過ぎには家を出て、義母宅のお隣のおじいさんが入院されたと聞いていたので、お見舞いに行く予定も入れていた。

先週、その方の嫁がれた娘さんから、入院されたことを聞いていて、
あまり思わしくない状態だと言われていたので、ちょっと気がかりだった。

その方は80代半ばで、まるで定規で当てたように、言動が「きちっ!」とされたおじさま。
よく義母のことを心配してくださって、何かあると連絡してくれたり、見守ってくださっていた。
お礼に行くと「お互いですから」と言って、いつもにこにこされていた。

今の状態がどうなっているのか全く分からないままだったので、とりあえず自宅に行くもお留守。
で、入院先の病院に直接行くと、「面会は3時からです」とナースステーションで言われたものの
「今回限り」と部屋を教えてもらった。

そうして通してもらえたので、たぶん大丈夫だろうと病室をのぞいたら、上向きで寝入っておられる。
そっと声をかけたら
がばっ!!と起き上がるや
「やー!やー! 〇〇さん(夫の名)でしたか!!」といつもの調子で話し出した。(゚Д゚;)

ものすごく元気。(゚Д゚;)(゚Д゚;)

本人も「この年ですし、もう私もダメかと思いましたが、復帰いたしました!」といって高らかに笑う。
そして、耳が遠いからと言って一方的に話し続け、お見舞いのお返しまで用意してあって、それを探し出すと
「奥様に!」と手渡された。

遠くに嫁がれた娘さんも、同居の息子さんも私より年上なのだが
「私も、息子や娘のために長生きしなければなりません!」と言い切るおじさま。
退院ももうすぐだそうだ。

う~~~ん・・・・・・・・すごい。
なんか圧倒された。(笑


昼過ぎ、ショートステイに入っている義母を迎えに行き、術後の最終の診察で同じ病院へ。

いろいろの合間に、訪問看護や介護の職員さんたちとの打ち合わせも。。
引っ越しまでの予定などを話すと、どの方も「義母さんとお別れするのは本当に寂しい」とおっしゃってくださった。
担当医の先生も、直接は言わないけれど、看護師さんには「あのおばあちゃまはかわいい」と言われたそうで、ほんとうに皆さんから愛されていた。

そんな義母であるが、
施設に迎えに行った時のこと、職員の方に車イスにのせてもらって、玄関まで出てきた。
夫の顔を見て「あら~~!迎えに来てくれたの??」と無邪気に笑う。
わたしを見ると「〇〇さんもだ~~!」とすぐ名前が出た。
最近、人の名前が危ういので「そうだよ~、◯〇さんだよ~」とわたしも自分の名を言い、
職員さんも、あらお嫁さんのこと忘れなかったわね~という感じで
「〇〇さん?」と聞き返すと

「そう。 〇〇さん。 だいじなひと」 と 義母は言った。



「だいじなひと」  



その時は聞き流したけど。。。。
ずっと、帰ってきてからも、繰り返しその声を思い出している。

結婚して今年で25年。
世間並みに、嫁姑のあれこれもあったんだけど。。
帳消しのひとことだよなあ~と。

ちょっと苦笑いで、
ちょっと泣けたりする。

彼女の愛されるわけは、ここにあるのだ。
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Commented by u-たん at 2013-02-27 08:42 x
うるっときました
色々あったでしょうけど(^^)
Commented by vinge at 2013-02-27 09:21
☆u-たんさん

えへっ  いろいろあったさ~。

でも今は「かわいい」だけ~。(*^^)v
Commented by のんのん at 2013-02-27 18:27 x
うわ、うるっときた~!

いろいろ、いろいろ、あったんでしょうけど。

そういうこと言える人なんだねえ。

母もいろいろわからなくなってきてるけど、
まだわたしのことはわかってくれている。
わからなくなったら、やっぱりつらいだろうな。
Commented by vinge at 2013-02-28 09:55
☆のんのんさん

知り合いのお姑様は、認知症になって早い時期にお嫁さんのこと「おばさん」って呼ぶようになったみたいなんだけどね。^^;
それでも、この人は「大切な人」ってことだけはわかっていたみたい。一生懸命お世話されてたしね。

だから、たとえ名前がわからなくなったとしても、のんのんさんのことはお母様はわかると思うよ。
気持ちって、どんな状態であれ、きっと通じると思っています。

Commented by のんのん at 2013-03-01 08:20 x
そんなふうに言ってもらえると、またうるうる・・・

でもそう思ってもらえるだけのことをわたしはできているのか?
って思うと、罪悪感というか自己嫌悪ってうかね。

何かのテレビで母親の料理がもう食べられなくなって、
みたいなのが出てきて、
あ、そうか、わたしももう食べられなくなっちゃってるんだ、
って思ったらちょっと涙が出そうになった。
料理そんなに得意な人ではなかったと思うけど、
でもやっぱり自分も同じ味付けになってるんだよね。
Commented by vinge at 2013-03-01 09:34
☆のんのんさん

私も、母の味付けは甘すぎると思ってたけど、だんだん似てくるわ~。(*´з`) 最初に舌がおぼえた味って不思議だね。

自分がどれだけのことが出来てるかって、ほんとわからないわ~。(´・ω・)
でも、相手の反応で「これでいいか」って思うことにしてます。
だって、とっても介護される人はシンプルになってて、たとえ夫が相手でも、嫌な時は愚痴ったり泣いたり怒ったりするし、うれしいときは、にこにこして「ありがとう」の言葉も多いのよ。
そこに我慢とか嘘とか見栄とかが一切ない。
いまね、昔はあった義母と私の間の壁みたいのがなくなったかなって思う。

ま、こんなえらそなこといって、私なんかちょっとだけしか手伝ってないから。。
夫はほんとに大変そうだからね。。私には真似できないなあ。。(*ノωノ)
Commented by のんのん at 2013-03-01 10:17 x
確かに言える!

母もわたしにとっては常に立派な人すぎて、
それが今は本音が出せてるなあと。
父に対する暴言も甘えてるからこそだなあと思うし、
わたしもやっとしてあげられることができたって感じだし。
Commented by vinge at 2013-03-01 22:25
☆のんのんさん

してあげることができるって、幸せなことなのかもね。。
そういうのって、子育てと同じかもね。^^


Commented by u-たん at 2013-03-03 21:04 x
幸せだよね。そう思えることが幸せ↑(^^)
母は最後の頃、腹水がたまって痛くてうつ伏せになっちゃうの。点滴とか色々つながれてるから、駄目だって戻そうとするとすごく怒って、初めてぶたれた。
でも、母ちゃんってまだ18の私を呼ぶのよ。最後は自分がこどもに戻って、誰よりもお母さんなんだなって思った。
Commented by vinge at 2013-03-03 23:05
☆u-たんさん

まだ18のu-たんさんにはつらい経験だったね。。。
きっと、お母様も、u-たんさんの「おかあさん」でありたかっただろうに・・・

子どもの気持ちも、親の気持ちも分かる年代になったんだよなあ~ってしみじみ思います。
どちらの幸せも忘れちゃならないよね。
Commented by さく at 2013-03-04 18:38 x
ううう。なんて素敵なんだろ。
アタシは、「だいじなひと」って誰かに言われるだろうか。
アタシには「だいじなひと」がいるのだろうか。
一瞬にして、色々想いを馳せたわ~~~。

くまたろうさん、その言葉をキャッチできるのが素敵。
Commented by vinge at 2013-03-05 09:36
☆さくさん

さくさ~ん!私も初めてだと思うの、そんなこと言われたの。(*´ω`*)

しかも嫁姑だしね。(爆

ちゃんと声に出して伝えるって大事かも・・って、ちょっと思いました。
90過ぎたら、私も言ってみるか・・・ふぅ・・・
by vinge | 2013-02-27 08:00 | つれづれ | Comments(12)