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やわらかな 日々

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そういうふうにできている

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世の中は目まぐるしくいろいろなことが起きている

今日一日が無事でありますように




いつの間にか桜が散って、ハナミズキが咲いて、山が若葉色でもりあがってきてしまった。
写真はいっぱいとってあるのに、全部時季外れになってしまったよ。(悲)



春は疲れやすい。気温の変化も激しいし、そうでなくても行事も多い。
疲れすぎると、寝ようにも眠れない。
でも、薬に頼るのは好まないし、西洋薬は信用しない。ドリンク剤も飲みたくない。(個人的意見です)
で、漢方や薬膳をかじりかじりしてきたわけなんだけど。(つまり本気で学んでるわけではないって程度)
漢方でいうところ、春は「気」が上に登る。 
どこかに出かけたくなったり陽気な気分になったりするけれど、のぼせたり頭痛がするのも「気」と「血」が上にあがっているからだという。
まあ、気温は上がってるけど地面が冷えてるっていうのと同じね。
で、こんな時に何を食べればいいのか~というと。 春は春のものを食べればよいのだ。いたって簡単。
それでも、先日来、疲れてどうしようもないなあ~というとき、私は干し椎茸の戻し汁を飲む。
というと、職場の人が「え? そんなもの飲む?」と驚くけど。 驚くほどいやな味じゃないのよ。
「うっわ! しいたけ!!!!」って
そういう味。 椎茸嫌いにはちょっと厳しいかもしれないけど。
夫は、「これを温めてしょうゆとか垂らしてほしい」って言うけど、そりゃ、そうしたらおいしいお吸い物になるって。

なんでそんなものを飲むかというと、かじった薬膳でなんかそんなこと書いてあったような気がして。
ところが、読み返すとどこにもそんなこと書いてないのね。(疲れに効くとか)
あれ?おかしいなあ~。
でも、飲んで悪いこともないので気休めでも飲んでることを、職場の相方さんにも話したら
彼女もさっそく試してみたという。
「で、どうだった?」と聞いたら「うん。 なんかねえ。今日はこの肩の辺りの張る感じがない」というので

「まじっすか??」

と声に出さずに驚いたのが私である。
とかく一番信用ならないのは私だということよ。 えへ。


(追記  よーくよーく調べたら、干しシイタケの戻し汁には神経の疲れに効くってのがあったぞ!にゃるほど~。春はいろいろ神経使うからね。)




先日、山で「がびちょう」の声を聞いた。
すごくいい声で、すぐ近くに聞こえるのに姿が見えない。 「なんの声だろうね?」と夫と携帯に録音して帰宅していたPに聞かせたら
Pもよくわからないという。 「ヒタキ系」のなんかじゃないかと曖昧な返事。
で、後日野鳥の会の人に会った夫が聞いてもらったら「がびちょう」という外来種だという。
鳴き声がいいのでペットとして大陸から輸入したものの、鳴き声が大きすぎてうるさいと捨てられて鳥だ。
繁殖力も大きく、いまじゃ日本の侵略的外来種ワースト100選にまで選ばれているというかわいそうな鳥。
侵略とか言うけど、悪いのは人間だからね。彼らはほとんど来たくて来たわけじゃない。

外来といえば、タンポポも日本固有のタンポポは少なくなり、西洋たんぽぽがほとんどのような気がする。
と思ったら、うちの前の畔にはまだ咲いた。

関東たんぽぽ
花の下の「がく」が反り返ってない。
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西洋たんぽぽの「がく」は反り返ってます

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普通 葉を食べるのは花の咲く前というけど、日本たんぽぽはこの場でちぎって食べたけどあまり苦くなかった。
見た目にもおいしそうでしょ?
(本気で「草」食べてる生活か?とか思われそうだな)

両者の違いは、花の愕だけにあらず、花粉の形も違うし、日本のタンポポは春だけ花が咲いて、夏は葉も枯らし「夏眠」状態になる。
西洋たんぽぽは年中咲いている。

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手前の今咲いてるのが「関東たんぽぽ」で、すでに種を飛ばしているのが西洋たんぽぽ。

はやくに咲いて、しかも年中咲かせて種を飛ばすんだから、西洋たんぽぽの子孫の残し方に日本たんぽぽが追い付くわけないねぇ~。


日本の固有種は日本の土地に。大陸の種は大陸の土地に合うように生きてきた。

何事も「そういうふうに出来ている」ってことを忘れないようにしなくちゃね。と思うこのごろなのだ。






















Commented by azoo_azoo at 2016-04-23 08:40
シイタケの戻し汁にそんな効能が!!
今度試してみるよ。

確かに気ぜわしくハイテンションでなんだか落ち着かないようなでも華やぐような、4月の気持ちはあれこれ忙しいですね。
気候もいまいち安定しないし
(とはいえ、今年はええ感じの日が結構多い気がしてる)
お年頃だしね。
毎日どこか痛いねん、笑。
Commented by africaj at 2016-04-23 11:37
シイタケの戻し汁を飲むなんて面白ーい。
あ、でも、新潟行った時、シイタケ茶っての売っててね、シイタケの味だったんです。すごく美味しかった!

日本たんぽぽと西洋たんぽぽの話、日本ミツバチと西洋ミツバチの話そのものですね。
百田直樹さんの「風の中のマリア」がそんな話なんだけれど(←この本すごく好きなのです。機会あったら読んでみてほしいです)日本育ちなす術なしな、西洋育ちの節操のなさ。
メダカも絶滅寸前って聞くし、お化けも西洋の方が凶器持ってて怖いですもんねえ。
大陸を生き残ってきたものの生命力なんですかね。
でも、日本ののんびりしたところ、素敵なんだなあ。
Commented by vinge at 2016-04-23 22:06
☆あずりんさん

お年頃の私たちが飲むととてもよいらしいですよ。
疲れたなーって時には即効性があるような「気」がします。爆
でも、相方さんもすぐ効いたって言ってるから、あずさんもそう思ったら確かってことよ。ぜひお試しください。(笑)

毎日どこかが痛いって、私も数年前からありました!
でも、作年くらいからかなあ?? 徐々にどこも痛くなくなったの!そういう時期ってあるのかなあ?
もうこれからはそういうことがありますよって、体からのお知らせかもって思った。
体もそういうふうに出来てるのかもね~。
Commented by vinge at 2016-04-23 23:47
☆Africaさん

シイタケ茶がおいしく感じられたAfricaさんなら、きっと戻し汁もいけます!(笑)

日本のタンポポの春だけ咲いて夏は休んじゃえ~って、なんだかいいでしょ? がつがつしたところがないの。(笑)
本当は、日本も固有種が多いのだから、オーストラリアくらいに検閲厳しくしたほうがいいのに、もう遅いですね・・涙  

百田さんの本読んだことないんです。
書評読んで、そういうお話書く人なんだって驚いちゃった。「永遠の~」しか知らなかったんで~。苦笑
それはぜひ読んでみますね~。
by vinge | 2016-04-22 15:18 | つれづれ | Comments(4)