やわらかな 日々

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パンドラの箱

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春霞のコントレール



お天気がいいので、いよいよ庭仕事!と思って外に出ると、ご近所さんがお散歩途中で立ち寄って長話。
人も虫も、もぞもぞ動きだす まさに今日は「啓蟄」

ペアになったシジュウカラが家探しにやってくるので、巣箱を掃除してもう少し高い木に掛け替える。

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ここ数年、巣箱に入ることは入るけれど、巣立つまでに至らなくて、天候不順のせいなのか外敵のせいなのか、巣箱の中には放置された卵が割れて残っていた。
どうか今年はかわいい雛の姿が見れますように。
掛けた直後に、むこうの森から今年初めてのさえずりも聞こえてくる。
「つぴー つぴー」と、シジュウカラの声に交じって、ウグイスの声も。 
こちらはまだ「きょっ きょ」くらいで。

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庭で一番早い花の色は黄色から。 


半年ほど前に新聞を全国紙から地方紙に替えた。
田舎のつながりのなかにいると、やはり地元のことに詳しい新聞のほうが役に立つからという理由で。
さすが地元紙、一面から地元ニュースが満載。
今朝のそれは、Pの大学のことだった。

2年前の明日はPの合格発表の日。
前期後期の試験内容から、前期で第2志望の学部を選ぶしかなく、受かったはいいけど、これを蹴って第1志望の後期を受けるのかどうかが悩みどころだった。
大学受験を考えたころには、本人は全く視野に入れてなかった学部で、ただ、我が家にはとてもなじみのある学部というだけで、それも昔の話。
結局そのまま後期を受けることは無く、入ってみたら「なんだ、わたしがやりたかったことはこっちにあった」というラッキーな結末。
しかも、日が経つにつれ、昔そこに所属していたおじいさまから「呼ばれてるのじゃないか」と思うほど、いろいろつながって
どんどん自分の思う方向に向かってるらしい。
ただ、何をやっていて、何に向かっているかまではPも詳細を話さないので、ふんふんと聞き流していただけ。
聞いてもわかんないしね。爆

ところが今日の新聞で、それははっきり見えた。
おおよそ、そういうことだろうとは思っていたけれど。

6年前のあの日がまたやってくる。 
呆然とあの人為的事故を眺めていたPが向かった先はそこにある。

緑の世界史〈上〉 (朝日選書)

クライブ ポンティング/朝日新聞

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古本屋で見つけて買ったのは昨年のこと。
第一章にイースター島の歴史が書かれて、それがこの本の主題にもなっている。
英雄の名も、革命の記録もなにもない。
読んでいてただただ辛くなってくる。 教科書の世界史が過去のこととして閉じているならば、これは過去からつながって今に押し寄せてきて未来を予測させるから怖い。まだ上巻だけだけど。

「パンドラの箱」というギリシャ神話があって、人間はまさにパンドーラであったと思わせる。
開けてはいけないといわれた箱を開けたら、様々な災いが出てくるんだっけ。

自然界では、セイタカアワダチソウのような強い植物が爆発的に増えると思いきや、自らの抑制成分と生態系の関係で思ったほど増えていかないように、ある種だけが増え続けることは無く、どこかでバランスをとるような仕組みがあるのだとしたら
人間も同じなのかな、なんて考えたりする。
パンドラの箱を開けるのは、人間に仕組まれた自然の法則でもあるのかも。

緑の世界史が発行されたのは、ちょうどPが生まれた年なので22年前のこと。
新聞に出てた教授はその時22歳で今のPと同じ年齢というのもなんだか不思議な感じ。
この22年の間に環境に対する考え方は変わったと思う。
いや、思いたい。
パンドラの箱の底に残る「希望」を探すように。

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生まれてくるすべてのものは「希望」なんだよ



おっとー。庭仕事のこと書くの忘れた!
ご近所さんとの立ち話で終わったわけじゃないのよー。

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こういうふうにレンガを敷く場合、砂利ひいて転圧~砂撒いて転圧水平出してセメントで固める~という手順ですが、私は地面均して直置きしただけなんで、一冬越すとぼっこぼこになるわ、夏には目地に草生え放題というありさま。
なので春先に凸凹になった部分を剥がして、入りこんだ草も抜いて、と毎度めんどくさい作業を・・・

バラを移し替えたり、鉢植えのバイカウツギを地面におろしたり、桜の木を植えたり(これは植木鉢に勝手に生えてきた)して
地面の中でまだ寝ていたケロロをいくつも起こしてしまった。
今週はまた雪予報。起こすのは早かったね。ごめんちゃい。








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Commented by azoo_azoo at 2017-03-07 08:52
人もケロロも目覚める季節到来よね。
でも黙考にも適した季節って思うわ。
北国の春遠からじ、あれかしと祈る。
Commented by vinge at 2017-03-07 13:41
☆あずりんさん

今日は吹雪ですよ。ぶるぶる。まだ春じゃなかったわwwぶるる

黙考に適した季節! まさにまさに。
人はのど元過ぎたら忘れるからね。パンドラの箱も何回開けりゃあ気が済むんだか。
春までにしばし黙考。

Commented by africaj at 2017-03-08 22:38
なんか、何度も何度も読み返してやっと書いてあることがわかったーw
Pちゃん、未来のために頑張ってほしいな。
緑の世界史ってそんなに怖いの?
amazonレビューも読んできたけど、もう私達の子供世代には未来がなさそう?読むのやだなー(泣)
Commented by vinge at 2017-03-09 10:09
☆Africaさん
わーん。わかりずらい文章でごめんなさいー。汗

緑の世界史怖いよー。なんか最近欝々とした気分になってたのはこれのせいかもw 
でもさ、こういう本が世に出てたことが、未来をつなげる希望のもとなのかも。おそらく22年前より環境に向ける目は変わってるって信じたい。
子ども世代が自分たちの頃より上昇志向を持たなかったりするのも自然な成り行きで、人間はもう少し小さく暮らして行くことで満足できるようになるんじゃないかって。
と、楽天的に考えたい自分なんです。
Commented by africaj at 2017-03-09 11:29
いや、文章ではなくて、多分2年前と6年前と22年前と現代が
「君の名は」状態に交錯してたからだと思うw
Commented by vinge at 2017-03-09 11:45
☆Africaさん

ああ、そっかー。あっちゃこっちゃしてるもんねー。(笑)
でも、こうやって書きだすと、なんか不思議なくらいPは一つの線上に浮かび上がってくるって言うか。
ま、誰しもそうやって一つの線上にいるんじゃないかなって気がしてくる。
つまり、人は幾つもの岐路と選択肢があるようで、実のところは一本線ってことかと・・・なるようになるってそういうことかもね。
by vinge | 2017-03-05 23:14 | つれづれ | Comments(6)