やわらかな 日々

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カテゴリ:ほんのはなし( 40 )

化学とファンタジーのはざま

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モズと目が合う瞬間



雪虫が飛ぶ午後
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今にも雪が降りだしそうな空気に中に、頼りなげに舞って、ろまんちっくな雰囲気を漂わせてますが
正体はアブラムシだからね。 羽の生えたアブラムシ!

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正式名称はリンゴワタムシ
おしりに白いふわふわしたものを纏って、「雪の妖精」とか呼ばれてるそうだけど

リンゴの木の害虫!
(すべてのロマンチックをぶち壊したい人)





戦後、日本に入ってきたセイタカアワダチソウは侵略的外来種ワースト100に選ばれ、一時期は花粉症の原因とまで言われた。
その繁殖力の強さの理由の一つに、根から植物の発芽を抑制する成分を分泌し、ほかの植物の発芽をさせないことにもあるという。

それを初めて聞いたとき、な、なんと恐ろしい植物!と思ったんだけどー。
近年「思ったほど増えていない」らしい。 どうやら、その抑制成分が自らにも効いてしまったからだとか?
花粉症の原因だって、実は風媒花でなく虫媒花だから花粉は重くて飛びにくい。同時期に日本に入ってきたブタクサこそ真犯人だった・・とか。
なんとまあ、ずいぶんな言われような植物だったこと。

と、秋の終わりごろのセイタカアワダチソウの群落を眺めて思ったのだった。


そんな折、図書館の新刊コーナーで面白い本を見つけた。

植物たちの静かな戦い

植物も生存競争があり、競争相手に勝つための手段として、積極的に攻撃する植物がある。
そのひとつがアレロパシー(他感作用)である。アレロパシーは、植物がアレロケミカルという化学物質を生産し、体外に分泌して、自分の周囲でほかの植物の成長を妨げたり、微生物、昆虫、小動物などの害を避けようとする作用であり「植物による静かな戦い」であるといえる。
(まえがきより抜粋)

外来植物のアレロパシーに関する研究は、セイタカアワダチソウのアレロパシーの論文から世界各地で進んだそうよ。

アレロパシーは他の生物の成長を阻害するだけでなく、促進する関係や、促進でも阻害でもない何らかの働きもあるという。
まあ、まだまだ研究中ってとこでしょうか。

で、あらゆる植物にそういった化学成分があって、それを利用した生態系や農業との関係についても本書は書かれている。
昔からこの作物とこの作物を組みあわせると害虫が付かないとか、雑草を生えにくくする方法とか、連作ができないものとかは、長年の経験や研究からなされているが、
それを、より科学的根拠をもって証明しようとする。

化学用語や化学式は理解できないけれど、子供が大人の本だなから抜きとって難しい漢字を飛ばしながら読むように読んでみる。

わからないなりに面白いと思える箇所を少し。

アレロパシーが強いというと、ものすごく生命力が強く、ガンガン繁殖する植物を思い浮かべるが、日本固有種のオキナグサはもっとも強い生育阻害成分を含んでいるにもかかわらず、絶滅の危機に瀕しているのだそうで、その原因は山野草としての人気から、採集と売買に拍車をかけたと指摘されている。
体内に強い抗菌性物質やアレロケミカルを含み、静かな戦いに有利なはずなのに、オキナグサ自体は成長がきわめてゆっくりしており、多年生で一度掘り取られると再生することができない。
そういう成長が遅く弱い植物が身を守るための武器がアレロパシーでもある。

雑草という定義について、アメリカ雑草学会(そういうのがあるんだって)では「人類の活動と幸福・繁栄に対して、これに逆らったり、これを妨害するすべてとする植物」といういかにも人間中心の定義があり、
それに対して日本では昭和天皇の有名なお言葉「雑草という草はない」と、戦後人手が足りなく、御用邸のお庭の手入れが間に合わなかったことを侍従が謝ったところ「雑草という草はないのですよ。どの草にも名前はあるのです。そしてどの植物にも名前があって、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいるのです。人間の一方的な考えでこれを切って掃除してはいけませんよ」といわれた侍従の記載をあげている。


科学者の、すべてを化学で証明しようとする姿勢には、やや無機質で冷たい印象をもってしまいそうであるけれど、こちらの本は昭和天皇のお言葉のような、植物に対する愛情を感じる。
そして、すべての植物との共存共生を強く望んでいるようにも思える。

全く化学に疎くても、そういった姿勢が垣間見られるところに、読み進める楽しみがあるし、うちの畑でも試してみようかなと思えるものもあったり、化学への興味もわく。

とはいえ、長年ファンタジーも信じている自分だし。
例えば、先日山で迷子になったお子が無事保護されたときも、気温が高かったからだとか、いろんな根拠を挙げられて、もちろんそうであったのだろうけれど、木や森の動物を含め山の神様が守ってくれたのだと思いたい。
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「おねがい!メイのところに連れてって!」
といったわけでないけど木はよける。
(クヌギの木を避けてるの)

















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by vinge | 2016-12-07 22:26 | ほんのはなし | Comments(2)

静かなお盆休み

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オリンピックも花火大会も遠い国の話 

ひたすら蝉しぐれ


オリンピック盛り上がってますね。 うちは誰一人として早起きもせず、テレビを付けたらどんな時間でもハイライトで見せてくれるので、それをちらっと見てるだけ・・・という、スポーツに疎い家庭です。苦笑

13日に墓参りに行くついでに、Pをピックアップ。 大学4年間のうちで一番きついという(いわれている)2年前期の試験を終えてへろへろのPが、仏壇のおじいさまに向かってなにやらぶつぶついっておりました。
実際のところ、Pは祖父のことぜんぜん覚えてないんだけどね。 彼女は祖父の書棚からの影響がすごく大きいので、記憶に無くても祖父の存在が大きいの。

で、翌日は、こちらの学部の集まりに出かけ、昨日は朝早くから諏訪の花火大会のバイトに出かけ、深夜(早朝?)に帰宅してまだ爆睡中。
土曜日にはもう戻るらしくて、忙しいことよ。

諏訪の花火といえば、打ち上げ数4万発、住人5万人の街に30万人集まるっていうんだから、ものすごいことです。
一度も見に行ったことない。 ってか、花火にそこまで興味無いの。 地元の1万発で充分なの。しかも家から見えるし。(そこ)

というわけで、忙しそうなPを横目に、ごろごろごろごろ過ごすお盆休み。
夫が、きれいになった和室に満足して、きれいさキープするべく頑張っております。(笑)

昨日は絵本の本だな並べ直してた。(だけ!)

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誰かが幼児期の本は捨てずにとっておくべきだ。とかなんとか言ってたのを聞いて、しまわずにいつでも読める場所にある。
成長してからも心傷ついたときに、幼児期の幸せな気持ちに触れられるとかなんとかが理由だったけど

一番の理由は「本は捨てない」家系だからね。 で、誰も心傷ついて読んでるとこ見たことないけどね。爆
親だけが、若干の感傷に浸るときはあるよ。

Pは、本好きだけど、たくさんの種類は読まない。 この中でも気に入ってるものだけ、何度でも読み返すけど、そうでないものは1度読んでおしまいのものもある。

読み聞かせ最多数はこれかも。
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なぜに、除雪車。
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働く人シリーズ(笑)

5歳のはろーわーく?


悲しい本はほぼ読まない。 愛があふれる感動ものみたいのもダメ。(押しつけがましいのはきらい)

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それじゃ、こんなのとか

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やってはいけないが、やってみたいことだらけ。

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ある日、空から謎の種が風船について落ちてきた

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撒いたら、欲しいと思ったものがどんどこ出てくる冷蔵庫の木が生えてきて・・

ブラックジョークは大人の好みで買ってきたから、結構うちの子たちブラックに育ったよーよ。苦笑

ちなみに、私も子どものころかなり偏った物ばかり読んでいて、夏休みに「もっといろんなもの読みなさい」とか読書カードに書かれたけど
小学校低学年までは頑として動物ものしか読まなかったな。人まね子ザルや、パディントン、シートン動物記とか・・

ちなみにこれがわたしの(物持ちのよさよ!!)

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左の「理科なぜどうして」って本はずいぶん影響を与えてくれまして
小学2年生向けなんだけど、この内容を信じ切って、中学1年くらいまでこれで理科の先生に噛みついたりしてたからな。
のちに、自分はそうまでも信じやすい性格なので、やたらな新興や誘惑にははまらないようにしようと気を付けるのに役だったわ。爆

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「捨てた犬が帰るのはなぜでしょう」昭和40年代

「犬は捨てたらあかん」平成28年

時の流れよw

この絵本時代を過ぎて、どんどこ読むようになったPだけど、相変わらず偏った物しか読まない。
日本の物語嫌いだし。(熱帯雨林的な要素のせいか)

そして、おじいさまの本だなからの影響が

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「私の、ものの考え方に一番影響を与えた人」

小学4年生の時に出会って、わけもわからず読んで
それでも惹かれ続けて

考え方が一致したと今気づく


理系分野に進んだ人なら、誰もが知っていたはずのファインマン

Pの同年代理系男子に聞いたら「誰ですか?知りません」といわれたわww

時の流れよwwwwww









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by vinge | 2016-08-16 12:17 | ほんのはなし | Comments(10)

なんで。なんで?

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雨の日曜日
雨の立冬


このハボタンの形状よ! 
どうしたらこうなるかって、これは一昨年植えた葉ボタンのこぼれ種から出た芽が、まるまる一年育った後のこのかたち。

あ。ただ放置したってやつですね。(∩´∀`)∩

(∩´∀`)∩

(∩´∀`)∩


一昨日と昨日の晩の国営放送を楽しみにしていた。のに。 ね。
土曜日は兵馬俑。 これはまあまあに見て(マオちゃんちらちら見ながら)
夕べは縄文。巨大集落の謎! 
おお!これこそ見たいぞ!!と思ってたのに、じゃんけんで夫に負けてあっちのドラマ。(あっち)
こういう時のために、世の中には裏録できるすぐれものがあるそうですが。
うちの録画機能は、その時間それしか見れないからね。 
録画してまでテレビ見ないよーって言ったのはどこの誰だったかね。




はーい。わたしでーーーーーす。

(∩´∀`)∩


負けた。潔く負けてやった。

うう・・・久しぶりに興味引く番組だったのにな。縄文だったのにな。くうううううう。(ちっとも潔くない)
仕方ない、いつかの再放送を狙おう。

考えてみると、最近は本当にこう何かに興味を引くということが減ってる気がする。
いわゆる好奇心というものがない。
こう、普段ぼけっと過ごしてる人間にとっては、やっぱ、身近にその「好奇心」を刺激してくれる人がいないと。

あさちゃんが「なんで?なんで?」っていうけど、ああいう人がいてくれると助かるのね。
Pは、なんで?なんで?っていう人じゃないんだけど、彼女の話を聞いてるとこちらが「なんで?」って思わせるような話かたをするんだよ。
「知的好奇心スイッチ」をポチってしてくれる人。
そういえば、Pが家にいないから、図書館と本屋さんにすらいかないし。爆

というわけで、先週久しぶりに本屋へ行って買ってきた本を夕べから読んでいる。

植物はすごい 七不思議篇 (中公新書)

田中 修/中央公論新社

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こちらの方の「植物はすごい」シリーズがたいそう面白い。
これは、植物の種類に区切って、その謎を解いていく。 桜の花はなぜ春に咲くか? とかね。

まだ、数ページしか読んでないけど。
あ。こりゃすごいね。 なにがってね。 この人の「なんで?なんで?」が。(笑)

大体、日ごろ「そういうもんでしょ」って思っていることがやばい。
なんで?って問われると、ただ蓄積した脳みそをひっくり返されてるような感覚になる。

つまり、時にこうして脳みそはひっくり返してやらないと。 ぬか床とおんなじで腐るよ。
じわじわ読んで、じわじわひっくり返そう。

そして、もう一冊。

これを買ったのはねえ~。 たぶん、むーたろうが近々友人を家に呼ぶとか言っててね。
なぜかうちで「鍋パーティーをする」とかいうから。


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何か違う!!!!!????


えへ。 まあ。(∩´∀`)∩

あ。でもこの雑誌、いろいろ情報が多くて好きなんだ。
ダイコンは切って冷凍するといいとか。 さっそく頂き物のダイコン冷凍したもんね。

まあ。なんですよ。
これからは他者に頼らず、自分で「なんで?なんで?」を探さないとね。
世の中は面白いことで満ちているはずだし。 そうでないことでだって、世に流されないためには必要な時もあるだろうし。

なによりも、老化防止に。金爆

夕べ、テレビが見れなくなったんで、自分のブログいろいろいじってて。
あれ?こんなところに「いいねボタン」が!って気が付いたのね。
自分で設定した覚えもないし、こんなとこにあったんだ? って思って、これどうやるんだろ?どうやって人が押したか見るんだろ?
って、あちこちぽちぽちしてたらさ。

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( ゚Д゚)



ちょっとー。

恥ずかしいだろ?










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by vinge | 2015-11-09 10:51 | ほんのはなし | Comments(6)

すっきり・・・・・・?

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百日紅も咲きはじめて ようやく梅雨明け。

あ~つ~~い~~~~~。 (夏になったら言ってはならない言葉を最初に言う)


先週、ちょっとしたきっかけがあって、ずっともやもや。

どうでもいいことと思いながら、なんだか頭から離れなくてすっきりしない。

気分転換がへたくそなんだなあ~。

でも、気分転換が下手なんだと気が付くようになっただけ、前よりましになったかも。

というわけで、気分転換に本でも読んでみる。

「現代農業」

現代農業 2014年 08月号 [雑誌]

農山漁村文化協会



定期購読こそしていないけれど、面白そうな特集の時には買う。
で、ほとんどが面白そうだから困る。 (高いんだもん)

農業技術から、政治問題、原発のことやら、民間療法まで、読み応えたっぷり。

今月は「柿渋」

柿渋って、青柿を砕いて発酵させて一年以上寝かせた液体のことなんだけど。。
木材の防腐剤にしたり、染め物にしたり、唐傘に塗って撥水加工したり・・・・最近は健康食品に入っていたりもするらしい。

まあ、唐傘を作る気はないけど、防腐剤として安全でいいかな~と、以前から興味があった。

で、この柿渋の成分が「タンニン」で、渋柿が甘柿に変化する経緯を以前なんか読んだなあ~と思い出してその本も引っ張り出して読み比べる。

甘柿や干し柿が甘いのは、渋が抜けたのではなくて、舌で感じなくなるようになっただけのことなんだけど。。

なんかね=。 説明が甘い。 甘柿だけに。

水溶性のタンニンが、アセトアルデヒドによって重合されて味蕾に落ち込まなくなる。
胃で、胃酸によって分解されて腸で吸収されると、血液中に入って健康に良い。

ん? 血中にアセトアルデヒドが多いのが酔っ払いなので、「柿は二日酔いに効く」というのは理解できた。

じゃあ。アセトアルデヒドが再び水溶性のタンニンを重合させたりしないの? 
あれれ? タンニンって、結び付きやすくてゲル化するって・・・・血管つまったりしないの?

あれれれ??タンニンが健康に良いって、何がいいの???

小学生レベルの疑問符がたくさんでてくるわ。

誰か教えて。  ってか、その辺まで説明書いておいて。


あ~~~~もやもやするぅ~~~~~(*_*;
(気分転換のはずだったのに!)

で、今朝、起きてきたばっかりのPにこの愚問を投げかけてみた。 (絡みやすい母。酔っ払いか?)

「あ~・・・・・はいはい・・・・・・・」とか適当な返事のまま2階に上がってしばらくしたら、

「これでいいでしょうか?」 と紙切れを差し出した。
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結論 タンニンはポリフェノール!

へへ~~~~~~~~~。  ひれ伏す。

ぽりふぇのーるは抗酸化作用があるので、健康にいいんですってよ。

渋の多い柿食べると血圧にもいいんですってよ。

ああ~すっきりした。


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タンニンの含有量が一番多い「豆柿」
夫がこれで「柿渋作る」って言ったんだけど、ごめん。去年ばっさばっさ伐っちゃったわ。
今年はほんのちょっぴりしかない。
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by vinge | 2014-07-23 11:45 | ほんのはなし | Comments(4)

ようやく週末

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朝から「愛の賛歌」

なんか、いろいろがいっぺんに吹き飛んだわ。 (笑)




むかし、ああいう恋に落ちた友人がいて(男女逆バージョン) その嘆きを延々と聞いていた時期があった。

ある日彼女は疲れ果て「 目が覚めたら54歳になっていたい・・・」とつぶやいたけれど。。。。

今その年になった彼女は、今どうしているだろうかと、思い出す。

恋愛に関して耳年増だったわたしは。

ただの「年増」になった。  ちーん。





一日が過ぎるのが早い。 

また少し家族の生活時間が変わったので、ほぼ一日中片付けと食事作りで終わっているような気がする。

もっと自分の時間がほしいなあ~。

といいつつ、ちびりちびりと読んでいた本をようやく一冊読み終えた。

This is the Life

アレックス シアラー / 求龍堂



子供向けが多く、一冊ごとにまったく違った作風の物語が書けるシアラーの大人向けの現実的な物語。

ファンタジー要素が一切ない、実際のシアラーのお兄さんがモデルになっている。

幼いころから優秀な頭脳と技能を持ちながらそれを生かせないまま社会から脱落していく兄と、
望まれなくして生まれた弟。

その兄が突然の病気にかかり、弟が看病につきそう。

明るい内容の話ではないけど、じめじめしているわけでもない。
いろいろと重いテーマでありながら、淡々と時に笑いもふくめ描き上げるところがシアラーの魅力。

ファンタジーも含めたほかの作品の土台が見えた。

「兄弟は他に代えがたい存在だ。両親は子供の面倒を見るが、一緒に成長するわけではない。
兄弟や姉妹は他にない形で人生を共有する」(あとがきより)

相変わらず、感想文というものが書けない自分なので、これ以上書きようがないのだけど

裏表紙に書かれていた
「やさしさと胸の痛むようなおかしさに満ちたこの物語は、人間の魂には、どんな苦境からも立ちなおる力があるということを教えてくれる」
というのは、ちょっと違うかなあ~・・・と私は思った。

内容からは「これ!」という一つの押しつけがましいものはなく、感傷的なものだけでもなく、読み手によって、いろいろなテーマを見つけ出せるのじゃないかと思います。

つまり「this is the life」


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                                     兄弟って・・・・・・
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by vinge | 2014-07-18 10:22 | ほんのはなし | Comments(4)

仕事始め

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4日の朝の雪。

この日の朝、少し舞っただけの雪はすぐに解け、以降すこぶる良いお天気が続き、
やはり、ここは「関東圏」です。
やがて、東京が拡大してここらへんにも「東京なんちゃら」ができるかもしれません。

そして、氷点下10度の今朝。 (ほー とうきょうもさむくなったもんだ~)

仕事始めです。

今週も、相方が一人足りないうえに、正月休みを延長されてる優雅なお姉さまがいらっしゃるため
下っ端のぺーぺーは、早朝からありがたく働かせていただきました。

そして、9時半から本社ビル内に移動し、全体の「仕事始め」のあいさつに出向く。

もう、眠くてね~。
とにかく、夜更かしの習慣がばっちりついてしまったので、座った途端に目が閉じるというありさま。
見事な正月ボケっぷり。

それでも、所属長のあいさつの頃には目覚め、彼の今年の目標なるものを聞き、
こやつのいい加減さに、「は~~~ん」ってなったのでした。

腕を組み、顎を少し上げ、斜め下を見下ろすポーズで。

は~~~~~ん !?

年末、急に欠員出てから、3週間たっても、ひとっことも状況説明や人員補充について何一つ連絡してこなかった おお〇かやろうなのに、
「報・連・相 (報告、連絡、相談)を確実にする」などと平気な顔していうのだ。
きっと、彼のは「法蓮草」なのだ。 調理場だけに。


ゆでてやる!



ともかく。  ここ数日の夜更かしの理由は

久しぶりに小説などを一気読みしたのでした。

世界でたったひとりの子 (竹書房文庫)

アレックス・シアラー / 竹書房



老化防止薬が開発され、人は150歳から200歳まで長生きできるようになった。
しかも、40歳前後の若さを保ち続け、薬は国から支給される。
人が長生きするかわりに、こどもがうまれなくなり(世界の復讐) たまに生まれる子どもが貴重なものとなった、「子供を貸す」商売や、そのために人さらいや「子供を売る」ものもでてきて・・・・。

というSF小説。


感想 「おもしろかった」 (小学生以下か)

SF小説ではあるけれど、これが現実につながらないとは言い切れない、なんかありうる話かな…と思わせるところがより一層の怖さをかもしだします。

実際、医療は発達した先進国の少子化が現実問題だもの。

そうそう、少子化といえばこの地域。
昨日、村の寄り合いがあり夫が出かけたんですが、そこで聞いた話。

かつて、100世帯あるかないかのこの地区で、小学生の数は、むーたろうの頃にも25人くらいだったかな。
それが、いまや。
148戸に増えたのに、小学生の数は、たったの一桁。

あんまり少ないんで、夏休みのラジオ体操もやめたんだそうな。

おいおい。 道祖神祭りはどーする。

で、その数しかいないのに、祭り予算が3万って多すぎ。(主婦の目はそこにくぎ付け)



だいぶ話がそれました。

まあ、いつまでも若いままで、長生きってのはやはり不自然なことで。
長生きすればいいってことでもなくて。

いかに生きるか。 
ということ。



眉間のしわなど伸ばしつつ。 


考えさせられる話でした。
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by vinge | 2014-01-06 12:17 | ほんのはなし | Comments(2)

いちずなこいなど・・・

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図書館の庭。 
小さな庭なのだけど、この一角の景色がたまらなく好き。 

ごみ袋に詰められた落ち葉が無粋・・・・
木の後ろ側に隠した、お掃除しているおじさん。ごめんなさい。



前記事に前代未聞のコメントをありがとうございました。笑
いや~。給食の思い出と言えば尽きないねえ~。(^^♪
また、何か思い出したことあったら書きます。


今日は、ちょっとだけ書きます。(給食じゃなくて)

図書館に行ったついでに、読みたいのがあったので借りようと思ったら、一冊も見当たりませんでした。

「はりーぽったー」

ここしばらく、テレビでポッター祭りしてたでしょ?

いやはや、まんまとはまりましたな。

おのおの方   (江戸時代か)

って、わたしですがな。

映画は、ほぼ最初と最後だけ見て中間は寝てる・・・・・ということが多いですが。
最終章だけは見ましたね~。

最終の最終なんか、3回も見てしまいました。(これだけ録画しておいた)

だって・・・・・






「すねいぷ」がかわいそうで・・・・・・・( ;∀;)





本も全部読んでました。 途中かなり飽きましたが・・・
本では、最終回も「ああ・・・そういうことか」 くらいの感想でしたが

映画で、これほど『すねいぷ』にもってかれるとは思いもせず


すべてが『すねいぷ』に集約された感。


このさい、はりーさんの活躍はともかく。


すねいぷさんの、永遠の片思いに・・・・・



がっつりやられました。 (*ノωノ)


いや~。ここまで不幸な男を描くろーりんぐさん 

どS だわ~。


あれ?こんなだったっけ? と

本の内容をすっかり忘れてたので、も一度借りて読もうと思った次第。

みんな、そう思ったのかしらね?
一冊もないんだもの・・
まあ、まだ熱が冷めてなければ、戻ってきたころに読もうかと思います。
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by vinge | 2013-11-19 10:11 | ほんのはなし | Comments(9)

おんなごころとあきのそら

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台風一過の秋の空。

「かなしいほどおてんき」な空。  

どの学年の同窓会も行きたくないが、高校の時の絵描きを目指した「貧乏3人組」だったあの人たちには会いたいと思う。
あの頃、私たちは、本当にバカで無邪気だった。










台風の連休は、3日間とも夫とはすれ違いのお休みだった。
いやいや、夫となにか揉め事とかでなく、夫が単独の用事とか遊びとかでいなかったというだけ。

なので、わたしは娘たちとまったり。図書館行ったり買い物行ったりして過ごしていた。
わたしが図書館に行くのは久しぶりで、図鑑とかエッセイとか児童書とか、思いつくものいろいろ借りてきた。

最近、植物のことをもっと知りたいと思っているので、図鑑類を見るのだけど、なかなか覚えられないのよね。
近年の園芸種なんて、全く覚える気はないので(横文字苦手)、せめて子供の時から見ている雑草と親しくなりたいのだけど、それでもなかなか・・・
やっぱり、仲良くなるためには『食べる』しかないか。(^^;)
私のおばあちゃん世代が、やたらと詳しいのは山の物を「何でも食べた」からなんだろう。

ただし、植物は「有毒種」が多い。
かなり怖い毒草もある。  薬草というが、薬はやはり『毒』でもある。

救荒雑草―飢えを救った雑草たち

佐合 隆一 / 全国農村教育協会



その辺で見られる雑草のほとんどが載っている。 そして、これらをすべて飢饉や戦時中のときには食べたということだ。
しかし、これらを食べて生き延びた人もいれば、毒にあたって命を落とした人もいるのだから、それこそ、命がけで食べるということだ。



大雨が降った連休最終日、所要で濁流の千曲川を行ったり来たりした。
限界水域に達し、橋が流されやしないかと、ひやひやしながら車を走らせる。
でも、あのチョコレート色の濁流を見ると、どうしても『ワンカさんのチョコレート工場』を思い出す。
ロアルドダールの話は、子供向けといいつつ、かなりブラックユーモアにつつまれてるよね。

この日、ちょっと辛い人からの呼び出しで、濁流の千曲川を行ったり来たりしたのだけど
台風の低気圧の影響もあり、心身ともにかなり落ち込んだ。

もうわかりきっているのだけど、話して疲れる人っているもので、
どんなに楽しい話をしようとしても、負の効力で落とされる。
たとえば、仮に私が好きなアイドルの話をしようとすると、自分の嫌いな人の名を出して「あの人がそのアイドルのことを好きだと言っていた」と苦々しげに言うのだ。
その「あの人」というのがどんなに嫌な人かということをさんざん聞かされているので、私には関わりのない「あの人」なのに、私の中でもすでに「嫌な人」になっている。
そんな人が私の好みと一緒なのかと思わされて嫌な気分に落ちるのだ。

なんというか・・・・私に全く関係のないところで、浮き浮きした話も全くの台無しにされるのだ。

マイナスのサイクルに陥ってる人にありがちなことだ。

実は、今週の職場の相手もそういう感じで、昨夜もそのシフトだったので
彼女の上手くいかない人間関係の不満、自分の病気(自己管理で改善できるもの)がなかなか良くならない不満をどんどん押し付けてくる。
そして『同調せよ』という。

いや。できないから。 

濁流に流されまいと、必死で泳いだようで
すっかり疲弊。  
血圧上がっちゃったよ。


「あのひとのせいだ」と思ってたら

このハンパない「寒暖差」が自律神経を狂わせると、今朝の情報番組でやっていた。

なるほど。 人のせいじゃなかったのか。(´・ω・)

いやはや、マイナスサイクルに私も陥ったか。 やばすやばす。

「山本ふみこ」さんのエッセイを読む。

おいしいくふうたのしいくふう―山本さんの愉快な家事手帖〈2〉 (ORANGEPAGE BOOKS)

山本 ふみこ / オレンジページ



この方のエッセイを初めて読んだ。
図書館でふと手に取った書籍。

あ、こんな生活が好き。

気持ち、急浮上。 
中身についてはまた後日。


そだそだ! 嵐の前に、猛烈な勢いで畑を耕し、遅い種まきをしたんだった!
食べて安心「大根」の種。

たっぷりの雨で、流されやしないかと心配だったけど、かろうじて畝上にとどまってくれた。(地表に出ちゃってるけど)
二日目にはもう芽(正確には根)が出ていたよ。 
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by vinge | 2013-09-18 09:05 | ほんのはなし | Comments(4)

さて、ナマコの話でもしようか?

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そらがたかくなった。    

馬も肥えるぞ=  きをつけろ=




「さてナマコの話でも・・」が最近のマイブーム。くまたろうであります。

なんのこっちゃない。 本川達雄氏の「ナマコの本」を読んだからです。

世界平和はナマコとともに

本川達雄 / 阪急コミュニケーションズ

 

こちらの方は「ゾウの時間 ネズミの時間」という著作が有名なんですが(そのほか、公立の国語の教科書にも著作がとりあげられている)
本業は生物学で「ナマコの研究」などをされている。

「ゾウの時間~」は、象の一生とネズミの一生、地球的時間で比べると、象のほうが圧倒的に長生きすることになるのだが、ではネズミは短くてかわいそうなのか?という疑問を
「そうじゃなくて、どちらもそれぞれの一生なんだよ」ってことを生物学的に説明している。
どんなに体の大きさが違っても、一生の間に打つ心臓の拍動回数は同じ。
ゆるゆる動くのか、せかせか動くのかが違うだけで、代謝時間というもので考えると、どちらも同じ『一生なんだ』ってことです。
(またまた簡略しすぎ)





現実逃避したかった若い頃に、似たようなことを思ったことがあった。

「人間じゃなくて、ボウフラにでも生まれればよかった」ってね。

でも、しばらくしてふと『そうはいっても、虫は虫の一生、人は人の一生 一生であることに変わりなし』って思ったんだよね。
そこから、吹っ切れた。

「蝉は7日間しか生きられないんだよ、だからかわいそうだね(つかまえないでね)」とか、子どもに「命の大切」を説く人をみると、そうじゃないべ?って思ってしまう。
そういうのは、人間の立場の上から目線でしかない。
実際、蝉は地中で何年も過ごしてるし(だから、時間の長さの問題じゃないんだけど)
仮に、地中の滞在期間を知っていても、地上での7日間をことさら『楽園』のように説明するのも、人間主体だと思う。





上記の「ナマコ本」も、エッセイなんだけど、ほぼ根底にあるのは「ゾウの~」とおなじ。

この方は、「長生きが地球を滅ぼす」とかも最近出されていますが、「ナマコ本」でもすでにそこに触れていて
あくまでも『生物学的』に見て、長生きするということはどういうことか、
生物がなぜ生まれてくるのか、または、「産む」のか?というところから、

「だから、人としてどういう生きるのか」ということに触れていきます。

倫理や、心理 または『宗教』 『哲学』 といった、人間の内側から探るのも良いですが
こうした「生物」や「科学」 「地球」や「宇宙」から 人間に迫っていくのも面白いです。
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by vinge | 2013-08-28 09:54 | ほんのはなし | Comments(4)

雨の日は読書・・・・のはずだった!

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お城の桜は、「枝垂れ桜」が咲き始めたところ。
週末には、ソメイヨシノも3分咲きくらいになるだろうか?

写真は、町中にある夫の「いとこ」の家の前の桜。
写真を撮っていたら、通りかかりのおじさんが「お=!ここが一番最初の桜だ!」と言っていた。

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↑ここまでが、4月3日に書きかけたところだった。
なにがあるわけでもないのに、やたらと時間の過ぎるのが速い。

ここはまあ、自分が「のろい」ということは棚の奥に突っ込んで、4月は忙しいことにしておこう。そうしよう。

そんなわけで、最近本なんてさっぱり読めず、もともと読むのも遅いので、
借りてきた本も、読まないままでお返しするありさま。

なんてたって、本を開いたら目が閉じる。
これじゃいくら時間があったって、一文字だって読めるわけがない。

そんな状態の中で、これだけは読みたいというか、読めちゃったのが一冊だけ。

植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫 (中公新書)

田中 修 / 中央公論新社



いや~~。目からうろこというか、わかりやすかった。
どんだけわかりやすいかと言えば、「寝ないで読めた」ってくらい。(爆

植物のことって、ほんとに何にも知らなかったなあ~。
光合成するとか、そんなことくらいしか覚えてなかった。

こう言うと、ほんとに年寄りじみていて嫌だけど「若い時に何でもっと知っておかなかったんだろう」って思うよ。(笑

だけど、いまだからそういうところに目が向けられる『余裕』が出てきたってことかもね。
若い時は、もっとほかのことでいっぱいいっぱいだったんだしさ。(たぶん)

やだな= そんな『余裕』の年寄りになったか!<自分!!

まあ、読んだことが少しでも記憶に残せるように頑張ろう。
というわけで、昨夜もトマトを切りながら
「種が無いから、オーキシン使ったな」と、成長ホルモンの名前も実生活の中で思い出したりしている。
うん。これが大事だよ。

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つくしも出てきたし、鳥は鳴くし、のんびりおうちの中になんかいられないよ。(≧▽≦)

そうそう、上のタイトルも先日の雨の日に、ほんとは「こんな日こそ読書だよね」とか言っていて全然読んでなくて・・
週末には、またひどくお天気が荒れるらしいけど、桜は大丈夫かな?とか・・
気がかりで、また『読書』どころじゃないかもね。(;^ω^)
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by vinge | 2013-04-05 11:59 | ほんのはなし | Comments(2)