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やわらかな 日々

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最近読んだ本から

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ねこは涼しい場所を知っている。

この家は建ててすぐに引越しにならず、夫の勤務先の神奈川から時々帰ってきて住まう、別荘のようにしていた。
初めて過ごした夏、北側の勝手口に、まだ小さかったむーたろうと二人で腰掛けて、風に吹かれながら
「なんて涼しい家」と思った。

北側には小学校の校庭ほどの広さの池があって、そこを渡ってくる風がほどよく冷やされて通り抜ける。

風は年中吹いている。
ここが高台だからではなく。
町そのものが、風の通り抜ける地形のなかにある。

ここは「風の谷」なのだ。




最近読んだ本

困ってるひと

大野 更紗 / ポプラ社




フクロウからのプロポーズ 彼とともに生きた奇跡の19年

ステイシー・オブライエン / 日経ナショナルジオグラフィック社




ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)

中島 義道 / 角川書店




荒川アンダー ザ ブリッジ(12) (ヤングガンガンコミックス)

中村 光 / スクウェア・エニックス




「困ってる人」は、最近の話題本。
「ふくろうからのプロポーズ」も一部のマニアックな方たちの中での「話題本」

この2冊に共通するのが「難病」 「壮絶な闘病記」・・・・・・・・なんだけど。。
でも、それが「伝えようとすることではない」。。というところも2冊の共通点。

いやはや、すごいよ。
感想終わり。

「人を嫌うということ」これは再読。
ちょうど、ムスカリさんが「中島義道さん」の本のことを書いておられて、まさに読んでいたところなんで、
「おお!」と思っちゃった!

「荒川」は12巻が出たところなんで、これも即買い。

てんでばらばらのものなんだけどね。 なんだか、不思議と共通することがあるな~と思って・・・

人は、自分を囲っているものがあるんだな。。というか。
「生き辛さ」とか「生きやすい」とかいうけど、そういうものはみんな自ら作り上げた自分の囲いじゃなかろうか。
檻といってもいい。


囲いは、自分を守るものであり、自分を閉じ込めるものでもある。

「生きづらさ」は他人や時代が作るのでなく。
自分がつくっているものなものかもしれない。


そんなことを思いつつ。

次に読む本に手を伸ばす。
Commented by ムスカリ at 2011-08-10 09:36 x
中島さん、ほんと哲学~の人で
でも、引きこもる、そのキモチとか
出て行こうとするときの感覚とかとても、リアルだったり。

なんか、ほんと、「後引く感」もあります~
えびせん、みたいな~(すごく失礼な気もする・・)
Commented by おとね at 2011-08-10 10:27 x
最近友達になった人が
我々世代でACはいないと思うって
でね、それによっていきづらいと感じるひとがたしかにそうなのよって

わたしはね枠を作ることで自分を必死で守ってきた、という人もいると思う(含自分)

でもいつまでもそのままでは嫌なのよね、やはり自分がね。

整うのを待つ・・・のかな、自分で。

Commented by vinge at 2011-08-10 11:32
☆ムスカリさん
私も、この人の嫁だったら嫌だわ~(爆)
でも、なんかね、こそっとひっかかるのよ。

わかるようなわからないような。。でもわかるような。。。

ああ、暑い! こんな暑い日は読めない。。(爆爆)
Commented by vinge at 2011-08-10 11:42
☆おとねさん
>わたしはね枠を作ることで自分を必死で守ってきた、という人もいると思う(含自分)

うん、いるいる。わたしだってそうだよ。
で、その中にいるのが窮屈に思うこともある。

プライドというのも、その人の枠だと思うのね。
で、きっと、その枠そのものが「自分」だとも思うのよ。

だから、無茶はしたくない。窮屈に思っても大事にしたい。
「荒川アンダーザブリッジ」の住民はそんな人たちだと思う。

お!無理矢理まとまった!(爆)
by vinge | 2011-08-09 15:32 | ほんのはなし | Comments(4)