やわらかな 日々

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自分は見えない

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大きな木だなあ~と、見上げたのは秋の頃。 
見事な紅葉、お相撲さんの手の平くらいありそうな、ひらひらした大きな葉。

一昨日、お隣の奥さんに「ユリノキの花が咲いているから見に行ってみて」と教えてもらって、見に行ったのがあの「大きな木」だった。

花がみんな高いところで咲いているので、中がどうなっているのか見えなかったけど、初めて見たよ。
「ゆりのき」 別名「はんてんぼく」(葉っぱが半纏に似ているので)


*****************


職場の中のごたごたが、佳境に入ってしまった。

もう、なにからどう書けばいいのかわからないほどごたごたなので、大幅にはしょるけど
ついに、Gさんが「辞める」と言い出した。

この職場で一番の古株のGさん
定年までにはまだ数年あり、体力気力さえ続けば彼女ももうしばらく働くつもりでいた。

ところが、調理師T氏とのバトルが、冷戦となったまま今に至り、
ついに先日の社内面談(全パートが受ける)で上司から「契約破棄も考える」という宣告をされてしまったのだ。

彼女にすれば、なぜ一方的に私だけが悪者に?という受け取りしかなく、
むしろ「理不尽にわたしがT氏から迫害を受けている」という訴えをしてきたはずだった。

「ねえ。何が問題なの?私のどこが悪いの? もう全然わからない!」と、息巻く彼女に、
「あー・・・・いや、ごめん・・・・・・わたしは・・・・・わからない」
と、ずっとそうやって言葉濁してきた。

本当は、わからないわけじゃない。
なぜ、T氏があんなに彼女に対して憤慨しているのか。
彼は絶対に、本当の理由は言わない。
いろんな人に、なにがあったのか聞かれて、彼なりに答えている。
それは、誰もが彼女の仕事上の欠点として気が付くようなことであって、もっともらしい意見ではある。
だから、上司はそこに同意して彼女にあんなことを言ったわけだ。

でも、それだけじゃないんだ。

彼女は、もっと、本質的なところで彼を侮辱していた。
もちろん、彼に直接言ったりしたわけじゃない。
だから、彼女は気が付かない。

本人が気が付いていないことを、他人が指摘して気が付くものだろうか。
そう思うから、私は言わなかった。それに私は彼女よりもかなり年下だし・・・



人が長年、自分のコンプレックスを抱え続けてゆくとき、それをそれとして認めて他者にもオープンできる人と、
自分の殻の中に閉じ込めて、人に指摘されないように大きな壁を築く人がいる。

彼は、その後者だと思った。
彼の言葉の端々に、いつもそれを感じていた。
そして、彼が一番そのことに敏感であったはずだ。
だから、本当のことなんて、言えない。
それが、彼のプライドなのだから。


「ねえ、正直に言って! 私、何か彼にひどいことしたことある?」
彼女に詰め寄られて、一瞬目をそらした。


言おうか、言うまいか。。

その翌日の昨日。
彼女が、別の人に相談して、上司の言葉のみを伝えて「そりゃひどい!」と言わせていた。
(確かに、その上司の言い方もすごく問題ありなので)

でも、そうやって、話はどんどんこじれて二人だけの問題が、関係者多数に及ぶ雰囲気になってしまった。

しょーがない。原点に戻ろうよ。

「正直に言うよ。
 でも、これは私が感じていたことだから、Tさんの気持ちは別のことかもしれないよ。」
と前置きしたうえで、
彼女がTさんを、どう思っていたか、Tさんが抱えている劣等感がどんなことなのか、
どうして私がそう思うのか、ということを話した。

「Gさんは、言葉でこそほかの人に対する言い方と同じだったかもしれない。
でも、Tさんに対して見下した気持ちがあることが、私は気が付いてたよ。
で、もっと気が付いてたのは、やっぱりTさん自身だったと思う。」

黙って聞いていたGさん。休憩時間、外に出た彼女が戻ってきて

「やっとわかったわ。 私、確かにそういう気持ちあった。 やっと、腑に落ちた。」といった。

やれやれ。。





でも、これで問題解決じゃないんだなあ~・・・・
今日は、またいろんな人が出入りする模様。。いや~~ん。

外も雷鳴り出したよ~~。(*_*;
くわばらくわばら~。
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Commented by azoo_azoo at 2013-06-06 17:48
私、くまたろうさんの選択よかったと思うよ。
「言われないと判らない」人って確かにいる。
(言われても判らないっていう悲しい人も結構いる)
Gさんの気づきになったら、結果として辞めるになっても、私はよかったんじゃないかと思う。
彼女のこれからにとっても、きっとよかった。

自分の事は自分で見えない。
ホントだよね。
だし、はっきり意見を言ってくれる友人は本当に大事と思う。
間に入るのも大変だよなぁ。
お察しいたします。
Commented by vinge at 2013-06-07 08:01
☆あずりんさん

ありがとうございます。(´Д⊂ヽ

彼女一番長いこと勤めているし、もともと「強いお母さん」タイプで、仕切り屋&ちょっと高圧的なところがあるのよね。(多いよね、このタイプ)
だから、誰も意見できないの。。(泣

実は、昼部門でもつい最近までそういう人がいて、ごたごた続き。上司もはやく手を打たないと~~・・・
みたいな感じになったんだろうね。

ちっとも役に立ってないけど(金爆
Commented by のんのん at 2013-06-07 09:14 x
わたしも言ってよかったと思う。
Gさんも
「わたしはそんなこと思ってない!」って認めないんじゃなくて、
「確かにそういう気持ちあった」って認めたんだもんね。
かといって簡単に解決にはならないだろうけど、
でも一歩前進って気がする。

第三者の方がよく見えるってこと多いもんね。
でもたいていわたしも「あ~あ」って思いながら見てるだけ。
なかなか言えないよね。
でもそんなわたしのことも、誰かが「あ~あ」って思いながら見てるのかもね(爆)。

>人が長年、自分のコンプレックスを抱え続けてゆくとき、それをそれとして認めて他者にもオープンできる人と、
自分の殻の中に閉じ込めて、人に指摘されないように大きな壁を築く人がいる。

わたしはかつて後者だったけど、
だんだん前者になれてきました。
とっても楽になった。
Commented by u-たん at 2013-06-07 09:56 x
Gさん認めたんだね。ほっとしたかもね。

くまたろうさんのことばが、こころに届いたんだろうね。
くまたろうさんのこと信頼してなければ聞く耳も持たないよね。

全く自分に非がないとは思ってはいなくて
どこかに後ろめたいものがあっての大騒ぎだったのかもしれないし。

私自身を振り帰ると オープンなのかなと思うけど
それゆえに人に不快な思いをさせたりもあるかもしれない。

傷ついたところはどうしてもシミのように残っていて、
時々そっと自分でよしよししている気がするよ。
そこにずかずかという感じで入ってくる人はいないけど。
そこだけはシャッターがらがら なのかもね。
Commented by vinge at 2013-06-07 10:12
☆のんのんさん

>かといって簡単に解決にはならないだろうけど
そうなの!そうなの! (;^ω^)
そこはわかったけど「でも、いまさら仲良くなんかなれないし、やっぱり私はあの人嫌い」ってはっきりおっしゃいましたもん。うきゃ~~。

ま、嫌いは嫌いで仕方がないよね。(爆

>でもそんなわたしのことも、誰かが「あ~あ」って思いながら見てるのかもね(爆)。
うん、私もそう思う。だから言えないことが多い。お互いが「そここうだと思うよ」と上から目線でなく言い合えたら・・と思うけど、やっぱりそれが難しいよね。

劣等感を全部手放すことはできないだろうけど、放すと楽だよね。
男の人のほうがそういうの苦手なんだろうか。。。
度々、そういう方に遭遇しますが。。
社会で闘ってくるせいもあるのかなあ。。
Commented by vinge at 2013-06-07 10:28
☆u-たんさん

残念なことは今回の騒ぎがあって、ほかの人がどんなふうにGさんを見ていたのかが、すっごくわかっちゃったこと。
なんか、なんでわたしは集団が嫌いなのか改めて気が付いた次第。(*ノωノ)

私も全部オープンにはできないよ。
でも、どうしても手放せないってことは、きっとそのひとにとって一番大切なことなんだろうって思うの。
みんななんか抱えてる。
だから愛おしい存在。
Commented by バード at 2013-06-07 11:48 x
そうだよね。
なかなか劣等感に気づいても、変わることは難しいよね。
でも、気づきが第一歩!!

くまたろうさん、ちゃんと伝えられて優しいなあ。

他人に自分の感じたことを伝えるのって、案外難しいよね。
誤解や、本当には何を言いたいのかが不明瞭にもなるしね。

ファアイト!!
Commented by vinge at 2013-06-08 09:18
☆バードさん

ありがとうございます。(*ノωノ)

>他人に自分の感じたことを伝えるのって、案外難しいよね。
うん、うん。 足りなくても、言いすぎても違うことになっちゃうかもしれない。
それと、相手が聞ける態勢かどうかって、そういうタイミング的なこともあるよね。

とりあえず、今回はいろんな人の意見も入って、もうしばらく様子を見て考えましょうってことになりました。。

それにしても、こういう揉め事っていくつになっても終わらないのねえ~(*_*; 
by vinge | 2013-06-06 09:39 | おしごと | Comments(8)