やわらかな 日々

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DNA

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氷が融けて 春が透けて見える


我が家の、今一番頭の痛い問題といえば「空家の片付け問題」であーる。
(でもね、今の夫はそーゆーことなんも考えていなくて、おそらく彼を一番悩ましてるのは町内会の春祭り問題)

そこに朗報!
とある機関で資料を探しているので寄付してほしいとのこと。
それが、まさに義父の仕事に関したことだったので
「あらー たぶんこういうのうち(夫実家)にいっぱいあるんじゃない??」と夫に言ってみた。

夫のうちって、代々物を捨てない家系で、義父も義祖父も引っ越し何回もしているのに、なーーーんでもとってあるの。
ま、そもそも分家だし、鑑定団に出せそうなものは何も無いですけど← 
義父の仕事関係書類とか、日記とか 夫と義弟の学校からのお知らせとか・・ほぼ紙類が段ボール箱にみっしりつまって重なってる。
たとえ一部でもこれらがゴミとせず資料として残されるなら、願ったり!である。(学校のお知らせはゴミ)


で、少しだけこちらに持ち帰っていたので、さっそく開けてみたら
デテクルデテクル・・・・・
義父の給与明細とか。 やたらと集めた絵葉書や地図とか。 義祖父の履歴書や当時の手紙類とか。義父の小学校の作文集とか。

ちなみに 義祖父は明治元年生まれ 義父は大正6年生まれ。(代々結婚が遅いのでスパンが長い)
なので、小学校の作文て尋常小学校のことなのよ。

で、片付けするときのお決まりごとですが。それらをつい読み耽る。(やったらあかんパターン)
そして、その中の一つの文章がとても面白かったのでちょっと抜粋。
義父が義祖父に連れられて滝を見に行った日の話

私と父さんで不動滝へ行った。作り道まで来たら父さんが「もう20分くらいたっただろう」とおっしゃった。
 生島の青田の稲は風に揺られてなびいている。風が通っていくのが見える。
川では子どもらが水を浴びながらさざめいている。
父さんが「一人二人」と人差し指でさしながら勘定している。そのうちにみな勘定したと見えて「50人くらいいる」とおっしゃった。 道々不動滝のことを話しながら行った。 ー中略ー
滝近くなったと見えて、ざあざあ音がする。ようやくみえてきた。
若い男の人が5,6人休んでいて、その中の3人が裸になって滝に打たれた。
すると一番先に打たれたものが出た。
父さんが「1分15秒だ」と言ったら「そうですか・・」とその人が言って笑った。
また一人でた、あとはただ一人残った。父さんが懐中時計を見ながら「一秒二秒二十秒一分」と勘定している。
その人は「三分一五秒」であった  ー後略


これが11,2歳の頃の作文としては、なかなか文学的なところがあると思うが注目するのはそこではなく
義祖父の数にこだわるところである。意味もなく子どもが群れていたらその数を数え、滝に打たれてる人がいたらその時間を計る
ところ。

これって、夫の「カウント癖」とおなじ? 
実に、夫って無駄にいろいろ数えるのが好きな人で、出先から家に帰るまでの信号の数を数えてたり、うどんを食べながら本数数えたりしてる。
わたしは夫が時々そうして数えてるのに気づくと「それがなんなの?」ってイライラするんだけど。(爆) 
夫は「いや、べつに」って特にそれを何かにしようとか記録してるとかじゃなくて、ただ無意識に数えちゃうらしい。
ほんっと 変な癖だと思ってたけど
おじいさんもだわww
と、大笑いしてたら、娘が「私も!校長の長い話の時、校長が合間に「え-」って言うのを数えてた」というので
おまえもか!wwwと。

もうこのカウント癖はDNAに組み込まれてるてことね。 金爆


しっかし。このなんでも捨てないところも、今の夫にそっくりそのまま受け継がれてる。
そして、分類分けしているようで全くしてないとこも同じ。あちこちにいろんなものが交じって、どこになにがあるやら・・
几帳面なんだかいい加減なんだか。(ほぼ後者)

一箱開けて途方に暮れたww

募集している機関は、寄付してくれてもいいし、思い入れがあって手元に残しておきたいものは写真を撮らせてくれればいいといってるが、そんなこと言ったら夫って絶対「じゃあとで返して」っていいそう。
それは阻止したい。寄付したい。そちらで管理してほしい。爆



箱の中で一番古かったもの
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慶應4年の中外新聞

松平とか、徳川、会津などの名前が出てくるの。
歴史が目の前に!!



























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Commented by azoo_azooA at 2018-02-09 07:50
すごいすごい!
けいおーーーー。

DNAって怖いね、知らぬ間に受け継いでたってやつですね。
でも、先祖からの血なんだからうどんの数数えても許してあげてくださいね、笑。
Commented by vinge at 2018-02-10 10:13
☆あずりんさん
けいおーけいおー(笑) おじいさん(義父)が古本屋さんで買ったのかな?謎です。

最近知ったんだけど、うちの名字ってずーーーーーーーっと昔は役人だったらしいです。きっと道の長さ測ったり、人口調べたりそんなお仕事だったんじゃないかって想像してしまいました。
そして今はうどんの本数。校長の口癖。えーーー。爆
Commented by africaj at 2018-02-11 12:59
うん、どう考えてもその名字は役人か武士か、・・・に憧れを持ってた農民かってすごく妄想を膨らませられるお名前。

いやあ、美文!
私もこれから丁寧語で書こうかな。
旦那さまが「おでんが良い」とおっしゃったので・・・あ、いい♡大正ロマンな感じ。

そうそう、出だしでいきなり「今の夫は」で始まるから、先日読んだハーレクイン・ロマンス(嘘。読んでないw)な気分で先を読み続けてしまいました。前も夫でほっとしましたw

本題に辿り着いてなかった(笑)
おもしろすぎ!!なんかこの作文(いえ、blogの記事)そのままどこか投稿サイトに応募して欲しいです♡
Commented by vinge at 2018-02-12 14:44
☆Africaさん
この名字って、この前国営放送の番組で「強そうな名前」でやってたんですよ。でも、本家は農家だし憧れ説もあるあるだわww でもそうすると、夫のカウント癖はどこから?ってwwww

ってか、どこからハーレクイン??(爆) あ、そうか「今の」をどこに置くかでだいぶ違った意味だったわね!
いやん。日本語難し= (笑)

義父の作文いいでしょ?  子どもらがさざめくんですよ。ぷぷぷ。
父さんがおっしゃったとか、最近の子ども言わないだろうなーw あ、私も言わないや!←
この作文集(綴り方帳)民俗学的な資料にもなりそうなの。どこかで保存してくれないかなー(願)
Commented by アットロ at 2018-02-12 22:16 x
冒頭の「春が透けて見える」に ズキューーーン☆ 文学。
africaj さんと同感です。
で この資料も貴重だと思います。
あと うどんの本数。。。DNAのお話。深いわ。
ツボにはまりました。ppp
きっと 誰もが 誰かのどこかを受け継いで 知らないうちに何かをしてしまうんですね。いいとこも 変なとこも。

いいもの発見されましたね。
あ 整理したいんでしたね。
うちは 祖父の貴重なあれこれを知らぬ間に母がゴミに出してしまって。。かろうじて賢治の帽子だけはもらってきたけれど、もったいないことでした。
Commented by vinge at 2018-02-13 09:56
☆アットロさん
えー!賢治の帽子だけとはいえ、すごいお宝!
お。おかあさま・・・なんともったいないことを・・滝汗

まあ確かに、どんなものであっても時間の重みがついて価値の上がるものってありますものね。分別が難しいところです。

DNAおそろしい・・・(笑)
会ったこともないおじいさまなのに、大勢の写真の中から「あ、この人!」ってわかっちゃうところ。
だって、そっくりなんだもの、顔が・・・あはは。

寒気がまた流れ込んでくるみたいですね。
でもこれがこの冬最後って言ってましたから(ほんとかな?)春はやっぱり透けて見えてますよね。
もうひとふんばりです。
by vinge | 2018-02-08 13:39 | つれづれ | Comments(6)