2010年 02月 17日
生き物のふしぎ
子供のころ、とても好きだったお話。
このお話は、「ファーン」という女の子が、育ちそこないの子豚(ウィルバー)をお父さんから譲り受け育てていきます。とても小さくて、育ちっこないと処分されかかったウィルバーは、ファーンに大事にされて5週間を過ごし、隣の農場に売られていきます。(いずれ食用にされるために)
その納屋で、ウィルバーは、シャーロットという「かしこい蜘蛛」と友達になり、楽しい日々を過ごしますが、ちびだったウィルバーも立派な体格となり、いよいよ「食用」にされてしまう。。。。。
「食用」にしたくないファーンや、仲間たち・・・そこでシャーロットが驚くことをしてみせます。
なんと、蜘蛛の巣の真ん中に「文字」をかくのです。「素晴らしい豚」「かがやかしい」「けんそんなる」・・・
それを見た人々が「これは素晴らしい豚なのだ」と思い込み、ついには品評会で優勝し、晴れて「食べられることのない豚」になるのです。・・・・・
わたしは、小学校の5,6年と中1まで、自由研究といえば「蜘蛛の研究」を出していました。
蜘蛛が好きだったわけでなく、5年生のときに担任の先生にそれをやってみないか?といわれたからに過ぎないのですが。。。
たいしたことはやらず、3年とも同じような内容で提出すれば「楽」だった。。ということで・・^^;;
それでも、「見続ける」と、結構面白いものです。
蜘蛛って、シャーロットのような「網」を張る種類は少なく、しかもきれいな形に作るのはもっと限られた種類になります。
一番有名なところで「女郎蜘蛛」とか。 大きくて、黄色と黒のしましまで、嫌われやすいやつです。
でも、その「網」を張る作業って、本当に素晴らしいのですよ。
直径5,60センチくらいだと、わりと早く作り上げてしまいます。
その作業を、石の上に座って、ずーっと見続けているのがわたしで・・・・・
傍から見たら「へんな子ども」だったでしょう。
お尻から出す糸を、上手に後ろ足にからげて、右から左へ、左から右へ・・・規則性はないようですが、どこにも無駄のない動き。
完成すると、思わず拍手したくなるような見事さです。
「生き物って不思議」って思いました。
だって、誰もこんなこと教えたわけではないでしょう?
なのに、どうしてこんなにすごいことができてしまうのか・・・・
感動しただけで、それを研究し続けようとは思いませんでしたが、その不思議に思う感覚だけは今も残っています。
鳥を見ても、花を見ても。。。
先日、テレビで「擬態」する生き物をみていましたが、それも、ものすごく不思議でした。
ダーウィンの進化論のように、必要にあわせて、その形が変わっていく。。というのがわかっていても
「蛾」の羽に、天敵を脅すために「ふくろうの目」のような模様が付いたり、
鳥の糞のような「柄」の幼虫がいたり・・・
「なぜ、そんなふうになったの?」
「なぜ、天敵はそれが嫌いだって知っているの??」って思います。
ふくろうの目なんて、少女マンガよろしく「目の中の光」まで入っているのですよ!!
もう、身もだえするほど不思議でならない!!
タイムマシンがあるなら、何千年何万年も昔に戻って、ぜひその進化の途中ってのを見てみたい!!
って、へんなおばさんですかね?
でも、生き物って本当に良くできている。
どこにも無駄がないようになっているんですよね。すべて必要なんです。
たとえ、一部が欠けたとしても、ちゃんとそれを補う能力も持っている。
魚も、鳥も、虫も、みんな生きていけるようにできている。
人間が一番、無駄な能力も持っているのじゃないかと。。そんなことを思います。
それは、必要でないのに、「作り出してしまう能力」
必要で作り出したものかもしれないけれど、必要以上に使ってしまうと、自分の大事な能力を削ってしまうことがあるのではないかと。。。
能力どころか、存在そのものも消してしまう恐れもありますね。
シャーロットのような「蜘蛛」がいずれ出現するかもしれません。
地球が残っていればね。
このお話は、「ファーン」という女の子が、育ちそこないの子豚(ウィルバー)をお父さんから譲り受け育てていきます。とても小さくて、育ちっこないと処分されかかったウィルバーは、ファーンに大事にされて5週間を過ごし、隣の農場に売られていきます。(いずれ食用にされるために)
その納屋で、ウィルバーは、シャーロットという「かしこい蜘蛛」と友達になり、楽しい日々を過ごしますが、ちびだったウィルバーも立派な体格となり、いよいよ「食用」にされてしまう。。。。。
「食用」にしたくないファーンや、仲間たち・・・そこでシャーロットが驚くことをしてみせます。
なんと、蜘蛛の巣の真ん中に「文字」をかくのです。「素晴らしい豚」「かがやかしい」「けんそんなる」・・・
それを見た人々が「これは素晴らしい豚なのだ」と思い込み、ついには品評会で優勝し、晴れて「食べられることのない豚」になるのです。・・・・・
わたしは、小学校の5,6年と中1まで、自由研究といえば「蜘蛛の研究」を出していました。
蜘蛛が好きだったわけでなく、5年生のときに担任の先生にそれをやってみないか?といわれたからに過ぎないのですが。。。
たいしたことはやらず、3年とも同じような内容で提出すれば「楽」だった。。ということで・・^^;;
それでも、「見続ける」と、結構面白いものです。
蜘蛛って、シャーロットのような「網」を張る種類は少なく、しかもきれいな形に作るのはもっと限られた種類になります。
一番有名なところで「女郎蜘蛛」とか。 大きくて、黄色と黒のしましまで、嫌われやすいやつです。
でも、その「網」を張る作業って、本当に素晴らしいのですよ。
直径5,60センチくらいだと、わりと早く作り上げてしまいます。
その作業を、石の上に座って、ずーっと見続けているのがわたしで・・・・・
傍から見たら「へんな子ども」だったでしょう。
お尻から出す糸を、上手に後ろ足にからげて、右から左へ、左から右へ・・・規則性はないようですが、どこにも無駄のない動き。
完成すると、思わず拍手したくなるような見事さです。
「生き物って不思議」って思いました。
だって、誰もこんなこと教えたわけではないでしょう?
なのに、どうしてこんなにすごいことができてしまうのか・・・・
感動しただけで、それを研究し続けようとは思いませんでしたが、その不思議に思う感覚だけは今も残っています。
鳥を見ても、花を見ても。。。
先日、テレビで「擬態」する生き物をみていましたが、それも、ものすごく不思議でした。
ダーウィンの進化論のように、必要にあわせて、その形が変わっていく。。というのがわかっていても
「蛾」の羽に、天敵を脅すために「ふくろうの目」のような模様が付いたり、
鳥の糞のような「柄」の幼虫がいたり・・・
「なぜ、そんなふうになったの?」
「なぜ、天敵はそれが嫌いだって知っているの??」って思います。
ふくろうの目なんて、少女マンガよろしく「目の中の光」まで入っているのですよ!!
もう、身もだえするほど不思議でならない!!
タイムマシンがあるなら、何千年何万年も昔に戻って、ぜひその進化の途中ってのを見てみたい!!
って、へんなおばさんですかね?
でも、生き物って本当に良くできている。
どこにも無駄がないようになっているんですよね。すべて必要なんです。
たとえ、一部が欠けたとしても、ちゃんとそれを補う能力も持っている。
魚も、鳥も、虫も、みんな生きていけるようにできている。
人間が一番、無駄な能力も持っているのじゃないかと。。そんなことを思います。
それは、必要でないのに、「作り出してしまう能力」
必要で作り出したものかもしれないけれど、必要以上に使ってしまうと、自分の大事な能力を削ってしまうことがあるのではないかと。。。
能力どころか、存在そのものも消してしまう恐れもありますね。
シャーロットのような「蜘蛛」がいずれ出現するかもしれません。
地球が残っていればね。
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ホーゲル
at 2010-02-18 10:02
x
(でも、生き物って本当に良くできている・・・・・・・)
私も本当にそう思います。
海と陸に別れた生物や飛べる鳥と飛べない鳥。
それぞれその場所に適した体と能力?をそなえているのかな。
そうそう、人間は私の子供がいうところの、唯一考えることができる生き物。
ということなので(私は実はカラスの方が私より賢いと思っているが)。
例えば、肉食動物はお腹が一杯になれば、うさぎがいても眺めているだけ。(たぶん)
でも、人間は食べ過ぎたといってはお金と時間を使い、ダイエットをしたりする。
いつもコマーシャルで、グルメとダイエットや健康食品を見ながら目を白黒させている私。
実は人間が一番不思議なのかも知れませんね。
シャーロットのような存在が、いつか出現したりして、です。
私も本当にそう思います。
海と陸に別れた生物や飛べる鳥と飛べない鳥。
それぞれその場所に適した体と能力?をそなえているのかな。
そうそう、人間は私の子供がいうところの、唯一考えることができる生き物。
ということなので(私は実はカラスの方が私より賢いと思っているが)。
例えば、肉食動物はお腹が一杯になれば、うさぎがいても眺めているだけ。(たぶん)
でも、人間は食べ過ぎたといってはお金と時間を使い、ダイエットをしたりする。
いつもコマーシャルで、グルメとダイエットや健康食品を見ながら目を白黒させている私。
実は人間が一番不思議なのかも知れませんね。
シャーロットのような存在が、いつか出現したりして、です。
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vinge at 2010-02-18 10:26
☆ホーゲルさん
ほんと、そうなんですよ!
人間が一番賢いと思っている人が多いかもしれないけれど、鳥も他の動物も、実は人間よりずっとずっと賢いかもしれません。
人は、「際限のない欲望」という余計なものがありますね。
でも・・・・・・・もしかして、それも神様がこっそり私たちの中にそれをわざと入れたのかも・・とか、思います。
一種類が増えすぎないための、最後の自爆装置として。。。。。
シャーロットの贈り物は、「字を書いたこと」ではないのです。
最後の最後に、読者が感じるようになってます。
じんわりと、いいお話でした。(^^)
ほんと、そうなんですよ!
人間が一番賢いと思っている人が多いかもしれないけれど、鳥も他の動物も、実は人間よりずっとずっと賢いかもしれません。
人は、「際限のない欲望」という余計なものがありますね。
でも・・・・・・・もしかして、それも神様がこっそり私たちの中にそれをわざと入れたのかも・・とか、思います。
一種類が増えすぎないための、最後の自爆装置として。。。。。
シャーロットの贈り物は、「字を書いたこと」ではないのです。
最後の最後に、読者が感じるようになってます。
じんわりと、いいお話でした。(^^)
by vinge
| 2010-02-17 10:52
| ほんのはなし
|
Comments(2)