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やわらかな 日々

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月日の流れ

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淡い黄色がやさしい花。
毎年「なんて名前かな。。」って思うけど、調べてないので、いつも「あの場所に咲く、やさしい黄色の花」とよぶ。




昨日、ぽーこが私の古い手帳を眺めているので、「なにを見てるの?」と聞いたら

「ほら、ここ。 卒業式ってかいてあるけど、だれの?」という。

手帳は昨年のもの。書いてあるのは間違いなく私の文字。

「え??? だれ?? うち・・・卒業なんて誰も関係ないじゃんね?」って首をかしげて、む~~んと考えて。。


「やだ!! これ、あんたのじゃん! 中学の卒業式だよ!!」005.gif

ああああ・・・・やだやだ・・・・・一年前をすっかり忘れておるわ。008.gif
ってかさ、卒業式なんてなんも関係なかったし、
それよりも、中学なんて遥か遥か遥か、は~~~~るか昔のように感じるわ!

そうか。たったの一年前のことだったか。008.gif008.gif

「で、何であなたは私の一年前の手帳を見てるわけ?」と本題に戻ったら

「いや。。バイト始めたのいつだったけか?と思って。。」とのこと。

手帳には、4月14日に社長と面接した時間が記されていた。
で、翌日には仕事が始まった。

きっかり一年たったんだ!! 頑張ったな= ・・・・・わたし!012.gif

え?わたしでしょ? 違う??  あ、ぽーこもか!(爆)

最初は、早起きしなきゃならないので、夜は早めに寝ようとか言ってたのに、今じゃ、夜は12時まで起きてるし、そうかといって昼寝するわけでもないし、

「たぶん、半分は寝ながら仕事してると思う」といいつつも、一日も休んだことなし。
朝も、一度も私が起こした事なかった。
私が、急遽いけなくなったときには代わりに行ってもらったこともあった。

「そのかわり、バイトが休みの日は起きないよ。」ということで、金曜日は昼近くまで寝てるんだけど。。037.gif

「仕事することは嫌いじゃないんだ。」という。 
バイト代は義援金に使ったのが初めてで、それ以外に一円も使っていない。

バイトのない日には、いままでどおりに家事をする。
「それはね、学校を辞めると決めたときに、自分でそうしようと決めたことだからいいの。」とのこと。

ふむ。。。。

頑張ってるのは。。。。。やっぱ。。。。むすめか。 009.gif



昨日の夕方、私がバイトに出かけたら、調理師のTさんが
「ぽーこちゃん、この時間、このあたり走ってる?」と聞くので

「たぶん、その辺にいると思いますよ~」というと
「じゃ、冷蔵庫にぽーこちゃんにあげるものあるから呼んで!」というので

「え??なんですか?」と、あきらかにうれしそうな顔をしていそいそ冷蔵庫を開けると
「あなたじゃない!ぽーこちゃんにあげるんだって!!」と叱られた。003.gif

そういえば、バイト始めたばっかりのころにもTさんがアイスをくれたことがあったっけ。
(あの時は、Tさんが「〇さんから」って言ってくれたのだ。 照れ屋さんだからな)

携帯でぽーこを呼んで、裏口から手渡すと
「ありがとうございます。いつも申し訳ありませんとお伝えください」というので、
職場に戻って、Tさんに「・・・と申しておりました」伝えると、
隣で聞いていたパートのおばさんが

「あの子、本当に子どもじゃないみたいよね。いつもぽーこちゃんと話してると子どもってこと忘れちゃうのよ!」
といって笑った。

たしかに、これじゃあ一年前には中学生だったなんてとうてい思えない。
というか、中学卒業が遥か昔のことのように感じるわけだ。

でもね、だからといってそのパートのおばさん。
「ぽーこちゃんはお酒飲む?」とか、真顔で聞くのはやめてくれい。

正真正銘。まだ16さいの「未成年」だからね!034.gif
# by vinge | 2011-04-15 11:35 | つれづれ | Comments(6)

できるとできない

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沈丁花が咲いた。 

今年の冬の寒暖の差があまりに大きくて、木の上部についたつぼみはみんなだめになってしまったけれど、
下のほうの花は何とか咲いてくれた。

秋は、金木犀の香り・・・・ これは、夏の疲れた体を癒すように、柔らかで甘く、感傷に浸るのにぴったりのかおりだけれど
春の沈丁花は、眠りからすっきりと目覚めさるような、そんな匂いだとおもう。

これから出回る山菜には、冬に不足したミネラルをたっぷり含んでいて、自然は必要なときに必要なものをちゃんと用意してくれるのね。。




先月末から、直しの仕事でごたごたと変化があって。。
かれこれ、7.8年になるクリーニング店からの外注のお仕事をやめることになった。

新店舗を出すことになって、それにともなった人事異動やらなんやらかんやらのなかで
外注のカットだの、新人の何とかだの・・・・・

それ以前からの、なんだのかんだの。あーだのこーだの。

面倒なのでそれくらいしか書けないけど、まあ、とにかく面倒なことになったので、
そこはすっぱりと切ることにした。

一つだけ、書かせてもらえば

「できることはできる。 できないことはできない。」 

そこがはっきりお客様に伝えられないところが嫌だった。

私の手元に来るまでに、何人もの手を通ってくるから仕方がないことなのかもしれないけれど、
それでも、そこをはっきりさせないままで、一番迷惑がかかるのは依頼してきたお客さんだから。。

間に入る何人かの人たちには、何の責任もない。
でも何の責任もないからいい加減なことにばっかりになって、そもそも、こういうシステムなのが問題なんだけど。。。


だから、やっぱり、直接顔を見て「どうしようかね~?こうしてみようかね~?」といいながらできる人のものだけを受け取ることにした。

会社のほうは、会社に入って存続してくれるように言ってきたけど、もうここのシステムはいやだ。
で、お断りした。


取次店の奥さんが「近所の人の分は、やっぱりくまたろうさんにお願いするわ」と言ってくださって
昨日はさっそく、近所の若いお母さんが、新一年生の男の子を連れてやってきた。

障碍のあるその子には、指定の運動着が大きすぎたので、玄関内に入って着て貰って
「どのくらいにしようか~? 
お! ピシッとできるね!ありがとね。 
そうそう、かっこいいよ!
がっこ、とおいね。 
ちょっとこっちむいてくれる?
そうそう、いいね。 」

なんていいながら、お母さんとも、
「低学年のうちは小柄ちゃんはそれほど伸びないかもしれないけど、中学生くらいからぐんぐん伸びるかもね。」
「うちも、ちびさんだったからそうだったよ」とか
「ここはこうしておくね。」
「ここはお母さんにやってもらおうか」とか

それから

「ばいばい、ありがとう。 月曜日には直しておくね。またね。」

って。。


ああ、やっぱり、こういうふうがいいな。

仕事選べるなんて贅沢な話かもしれないけど、お仕事、ぐ~んと減っちゃうけど。。
でもこれでいいや。

できないことはできないとお断りできる。

それで、すっきり。

 
# by vinge | 2011-04-10 12:18 | おしごと | Comments(2)

ここにいる。。

ここにいる。。_a0158478_992815.jpg


寒い~~~。頭が寒い~~~!008.gif

なぜかと言いますとね。
土曜日に、3年ぶりの美容院へ行ったからでありんす。
その目的はですね。。




人生初の美容院へ、ぽーこちゃんを連れて行きたかったからですよ。(爆)

最近できたばかりの、オサレ系の美容室は居心地が悪かった。。015.gif
あたしゃ、また自分でどうにかするか、1000円カットでいい。
でも、これで娘は「ふつーにJK」らしく、そこでやってもらうことにする。
やれやれ。。042.gif

まったく・・・・
「母さんに付き合ってくれよ」とでも言わない限り、自分で「行く」とは言いそうになかったんだもん。


そんなぽーこは、昨日、すこぶる機嫌が悪かった。
無理矢理美容院に連れて行ったせい ではなく
前記事にも書いたとおりに、そうでなくても追求の厳しい彼女は、3.11の震災以降
 彼女なりに不安定な気持ちになっているせいだと思う。

その気配はずっと感じていた。
口に出してはいわないけど。。。。彼女もわたしも。。。

あの日から、新聞を毎日食い入るように読んでいる娘。

大きな不安要素は、やはり原発なんだろうな。。

私は、安易な「大丈夫」もいわないし、不必要な「心配」も言わない。そして、いまさらの「反原発」なども言わない。
今、彼女の前でそれを言うことは、なにをとっても「激しい追及」を受ける羽目になる。。

「だから、今はなにをどうするべきだと思う?」 この質問にはとても答えられない。
そして、彼女が今一番それを考えているせいもある。

だから、いらだっている。

昨日、彼女の地雷を踏んだのは夫。008.gif

うっかり。。。「日本はこれではダメだな。。。」的な言葉を漏らしてしまったらしい。


そういうのが、最もぽーこを怒らせる言葉なのに・・・・


「あきらめる」ということを 許さない。


そりゃそうだよ。これからを生きていくんだもん。
大人が、勝手に今までを作ってきて、こんな状態になったからといって「もうダメだ」なんて、若い者の前で言っていいわけがない。


かといって、今、わたしたち一般人がなにをすれば子どもたちの前で恥ずかしくないのか。。




福島原発の廃炉まで、20年はかかるらしい。


だとしたら、

あと20年は絶対生きていようと思う。

なにがあろうと、「これで安心だね」といえるまで、ともに生きていこうと思う。
逃げずに。
あきらめずに。
ここにいる。


そして、自分を大事にするよ。

あなたの荷物にはならないように。。




「今ね、進路変更をすごく考えているんだ」と、ぽーこが言う。

決定するまでどんな方面へ迷っているのかはけして明かさない人だから聞かない。


ただし 「お前がやらなきゃ 俺がやる」の人なので。。。。。

一時的にでも、その血が騒ぎ出したんだろう。


いったい、どこに行くのやら~~~。。008.gif


(トップの写真は、魯桃桜ろとうさくら。別名 図書館の桜 そのわけはこちらに
# by vinge | 2011-04-04 10:32 | つれづれ | Comments(4)

4月だった

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長い長い3月が終わった。。

あっという間に過ぎるはずの3月が、今年は終わらないんじゃないかと思うくらい長く感じた。



むーたろうは、さっと来て、さっと戻っていった。
でもまた、近いうちに帰って来る予定。しばらく、行ったりきたりするそうだ。。

フォトショの使い方を教えてくれて、「いい?覚えた?」って聞くから

「んん~~~。そんなこといったって、いっぺんに二つは頭に入らないからね。」というと

「わかった。何度でも教えてやる!」と、以前に比べてずいぶんやさしくなった。(爆)

逆に、ますます厳しいのはぽーこのほうだ。

迂闊に何か言えやしない。008.gif

ただ、むーたろうのそういった時期と違って、親の意見に対して腹を立てるとか、物に当たるとか、そういうことはなくて、ひたすら追求してくるのが、それはそれできつい。

けして怒らず、淡々と深く追求してくる。 
本人曰く「 これはディスカッションの練習だと思って。。」だそうだ。

頼むから、どこかで別の人とやって欲しい。

たとえば、バイト先のブラックTさんあたりと・・・・

そのTさん(調理師62歳)がいい話し相手で、
「ところで、朝、すずめがよくなく日は晴れるって知ってる?」とTさんがぽーこに聞いて

「知らない」と答えたら

「ぽーこちゃんが知らないことオレは知っていた!」って大喜びしたり、

「バイトがない日はいつ起きるの?  え? 遅く起きるの? だめだだめだ!
朝は、ちゃんとお父さんと朝ごはん食べなくちゃ!!」 と、言い張ったりするそうだ。

こんな人が、ぽーこにはちょうどいい。026.gif

バイト先も、新入社員が入ってきて、今年の入寮者がすでに先週からご飯を食べに来るんだけど
むーたろうに近い年齢のせいか、いやに「若く」みえる。(ほぼ大学院出)

むしろ「幼い」印象さえある。

そしたら、他の人もそう感じているらしい。

62歳のTさんがちょうどいい話し相手のぽーこには,てんで「子ども」に見えるらしい。

「今年は、びしびしやってやる!!」とか言ってる。

おそろしいことだ。。。。。。008.gif



ぽーこは、来月17歳。  
# by vinge | 2011-04-02 12:31 | つれづれ | Comments(4)

出会えたことに。。

出会えたことに。。_a0158478_9151266.jpg



まるで、真冬に戻ったような寒さ! 土曜日は一日中雪が降ったり止んだり。。
今日はすっかりいいお天気です。

過去ブログを巡っていたら、昨年の3月27日も雪でした。
昨年は4月になって、チューリップも咲いてから大雪が降ってびっくりしたんだよね。。

春はこんなふうに、寒さと暖かさを繰り返しながら・・でも、かならずやってくる。

昨日過去ブログを巡っていたのは、ウロコ先生からのコメントを読み返していたから。。

ウロコ先生に出会ったのは、2008年だったのかその前だったのかちょっと曖昧。。

ぽーこが、英語の『冠詞』にひっかかったときだった。
この子は言葉にこだわる人だから、曖昧な文章や説明を納得するまで時間がかかる。
(そこは、さらっとながして・・・・ができない)

私が『考える学習をすすめる会』の掲示板をネットで探し出して、「ぽーこ」のHNで投稿した。
そのときの説明は、会のメンバーの別の方だったのだけど、とても丁寧な返信に驚いた。

それから、会のHP、メンバーの先生方のブログを読み、ウロコ先生のブログに行き着いた。。

わたしは、自分からリンクをお願いしたり、まったく初めての人のブログにコメントしたり、ましてメッセージをいれたり・・・・なんてことは、やったことないんですよ。

これでも、かなりシャイなんで・・・・012.gif

でも、ウロコ先生のブログを読んでいたら、どうしても、どうしても、お話したくなって、掲示板のことをきっかけにメッセージをいれたら・・・・・

なしのつぶて。

あら????  私、もしかして、すっごく失礼なこと書いたのかしら?それとも、いきなりすぎて『無視』されたのかしら・・・それとも、多忙でそれどころじゃなかったのかしら・・・

いろいろ思ったけれど、仕方がないとあきらめていたら、先生のブログで「スパムメール」が多くてそれを振り分ける作業(?)で大事なメールを読み落とすところだった。。と書かれていたので
「もしや?」と思い、再度メッセージを送ってみた。

ほんとは、こんなことする私じゃないのよ。
一度ダメだったら、再びチャレンジするなんてこと、滅多にないので。。。なにごとも。

「もしかして、失礼なことを書いていたのなら申し訳ありませんでした」というようなこともいれて。。

今度は丁寧な返信がきました。
「私は、たとえどんな内容であっても、返事をしないなどということはありません。ぜひもう一度前回書かれた内容で送信してくださいませんか?」と・・・

それから、
それから私のブログも全部読んでくださって、ぽーこのこともとてもよく理解してくださって、
我が家のおばかな出来事を、先生のブログに取り上げてくださったり。。
写真ブログをとても気に入ってくださったり。。
気になると、直接電話してくれたり。。
もちろん、ぽーこの質問には、丁寧な説明、しかも彼女のこだわりをきちんと見抜いた回答を下さった。

ただ、こういうことを、我が家だけにしてくれたのじゃないの。

先生は、全国にいるたくさんのブロガーさんや、掲示板で会った子どもたちや・・
誰でも、誰にでも、ウロコ先生と話したい、繋がりたいと思った人すべての方にそうしてきたということ・・


ウロコ先生のこの姿勢は、もちろん本業の上でも同じことで、
私には、塾という場所にあまりご縁がなかったので、他のところはよくわかりませんが
おそらく、どこの学校への合格者数を宣伝文句にするとか、偏差値を上げることを強調するとか、そういう所とは違って、まったく違って
小学生から高校生まで、東大を目指す子も、発達障碍の子も、そしてそれぞれの親御さんにも。。
みんな同じ教室で、一人ひとりに向き合ってこられたということ。。



今、書き手のいなくなった先生のブログをみると、リンク先のそれぞれのブログでウロコ先生を悼み、悲しみ、
追悼の記事を書かれています。
掲示板には、ウロコ先生宛のメッセージが続々と寄せられています。
どなたの記事を読んでも、メッセージを読んでも、
浮かび上がるウロコ先生のイメージが同じです。
みんなに同じ人であったこと・・・それって、すごいことじゃないですか?



別れを悲しむより、 出会えたことを感謝したい。


訃報を知ってから一週間がたち、そう思うようになりました。


とあるブロガーさんの中に書かれていた言葉

「訃報を知る直前、多くの子どもたちが津波で天に召されたことを新聞で読んでいました。

この世で勉強を続けたくても続けられなかった子どもたちのために、

ウロコ先生もあちらに逝かれたのでしょうか。」


ウロコ先生流に勝手にリンク。。037.gif


でも、私もそう思いました。 

わけへだてなく。学びたい子にはどの子にも、その子の学びにあわせて。子どもをまっすぐに見て。。。


そんな先生がいてくださったこと
出会えたこと



ほんとうに、 ありがとうございました。
# by vinge | 2011-03-28 10:32 | つれづれ | Comments(4)